事例報告と、事例報告なのに事例報告をあまりしない理由と

本日、午後から愛知県印刷組合にて、組合員向けに5月に行われた「ワクワクぷりんと博覧会」の実例報告をさせていただくことになりました。

持ち時間は15分なので、全商品の全工程を細かくご説明するのは、早々に無理だと判断して、下記の3つに絞って、お話しすることにしました。

・「WHAT(何が)」「HOW(どうやって)」ではなく、まず「なぜ(WHY)」から話す(ゴールデンサークル理論)

・「何を作った」より「どう作ったか」を話す

・新しい価値の提供

・「WHAT(何が)」「HOW(どうやって)」ではなく、まず「なぜ(WHY)」から話す(ゴールデンサークル理論)

「WHY(なぜ)」を伝えると、商品やサービスに込めた信念や意義が伝わりやすくなります。

まずは当社が「なぜ「ワクワクぷりんと博覧会」に出展するのか」をお話しします。

【「売れる商品」を作りたい】

これは、みなさん同じ想いだと思います。売れる商品を作ってチヤホヤされたいのです。

ただ当社は、それだけでなく、下記の2つも参加の目的になっています。

【「ワクワクぷりんと博覧会」自体を盛り上げたい!】

当社、社長が言い出しっぺの1人なこともあり、この地域で根付いてほしいと考えています

【「独自の印刷技術・加工技術」を持たない当社のような企業さんにも、より多く参加してもらいたい!】

独自の技術を持たない企業さんこそ、クリエイターさんとコラボすることが事業の創出に繋がる

そのために、一般的な印刷技術でも独自な商品を作れることをクリエイターさんにも、企業さんにもアピールしたいのです!

では、そんな想いで作った商品がコチラ……

と、このような「なぜ」を伝えると、当社の想いが伝わりやすくなり、商品がより魅力的に感じとれます。

・「何を作った」より「どう作ったか」を話す

「何を作ったか」を主役にして話してしまって「この商品の優れているところは」とか「この機能が今までに無いところなんです」など、出来上がった商品の説明だけしまうことが多々あります。

そんなときは、聞いている方が「良い商品が出来ましたね。それで、その商品の話は、私にとって有益な情報ですか?」という顔をしています。

自分が聞く立場になったとき、話されている内容が万人に「正解」ではないかもしれないけど、何かの参考になる情報を聞きたいと思っています。

もちろん「商品の説明だけをしてください」という意図の発表会もあります。

大切なのは、主催者と聞いている人が、何を望んでいるかを判断して話すことです。

・新しい価値の提供

既存のモノに新たな価値を見出すことも、良い提案だと考えています。

今回の「ワクワクぷりんと博覧会」に新たな価値を見出すとしたら「人材育成」なのではと思いました。

「ワクワクぷりんと博覧会」は、多くの時間とお金を費やします。

参加するにあたってネックになる部分です。

また「人材育成」も、多くの時間とお金を費やします。

東京へセミナーの受講しに行くと、交通費などで数十万円になるケースもあります。

だったら、この「ワクワクぷりんと博覧会」を「人材育成」の場として活用してもらうのはどうでしょうか。

若手が学べたり、今まで学んできたことを披露する場と考えてもらう。

商品開発+αになり、そうすることによって、参加するにあたってのネックの部分である時間と費用が少し解消されるのでは、という提案です。

この考えが、良いか悪いかではなく「新しい価値の提供」を盛り込んでみたかったのです。

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