古着に求める価値とは?

みなさまは、「古着」にはどういう印象をお持ちですか?


「流行遅れのものばかりなのでは?」
「誰が着たかわからないような服はちょっと…」
といった、ネガティブなイメージでしょうか?

それとも、
「流行に流されない個性的なものに出会える」
「定価の時より安く手に入れることができる」
といった、ポジティブなイメージでしょうか?

ここ最近、世界の古着市場は急成長を遂げており、2025年にはファッション全体の約1/10を占めると予想されています。

その背景には、世界的な物価高や環境負荷への関心の高まり、そしてZ世代を中心とした若者による影響が大きいのではないかと思っております。

多様性に一番近いところにいるZ世代にとって、「個性」や「自分らしさ」は重要なもの。

一点ものの出会いかもしれないであろう古着は、今や若者たちにとって大切なツールなのかもしれません。

だからといって、ファストファッションから離れていっているのかといえば、そうでもなく。
アイテムによってはファストファッションを上手く取り入れながら、自分なりの自己表現をしていて本当に感心します。

特に日本では、社会に出ると「右へ倣え」に慣れてしまって、どうしても「個性」や「自分らしさ」の存在は埋もれがちになります。

この「古着」の例だけでなく、Z世代による創意工夫は、そういった忘れ去られがちな部分を思い起こさせてくれているような気がします。

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