緑も!青も!

「緑」と言えば山や森、「青」と言えば空や海を思い浮かべる方が多いと思います。

マルワでは適切に管理された森林資源由来の用紙を、その生産・流通過程でもしっかりと管理をするFSC認証制度を積極的に活用したり、中小企業版SBTに参加してCO2排出量の削減に繋がる様々な取組みを行っています。

その取組みの一つが「カーボンオフセット」です。カーボンオフセットは印刷物の製造において排出されてしまうCO2をクレジットと呼ばれる排出権を購入することで相殺(オフセット)する取り組みです。(マルワでは再生エネルギー100%を導入しているため実質ゼロカーボンで運用しています)

これらは温室効果ガスを、植林事業や森林管理を通じて相殺できる「グリーンカーボン」に資する仕組みになります。

一方で最近は「ブルーカーボン」についても注目されているそうです。グリーンカーボンが森林の生物による恩恵なのに対し、アマモやワカメなどの海の生きものが成長する過程で吸収し、長期的に体内に持ち続けるCO2をブルーカーボンというそうで、まさに海のカーボンオフセットといえます。

今までは両方いっしょくたにグリーンカーボンと呼んでいたそうですが、海洋生物のポテンシャルに注目が集まるとともにブルーカーボンが国連によって提唱されるようになりました。

一説では大気中のCO2の吸収能力はブルーカーボンの方が大きく、グリーンカーボンの約3倍に当たると言われています。

これまでは地球温暖化対策には植林に意識がいっていましたが、海の保全についてもCO2削減に直接繋がってくることを理解して行かないといけないですね。

とはいえ、ブルーカーボンについてはまだ分かっていないことも多く、クレジット化の取組みが遅れているのも実情だそうです。

「緑」も「青」も、両方大切にしていくことがSDGsの達成に繋がっていきます。

コメント

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