我が師の恩
お馴染み、卒業式の歌です。
去っていく3月は流石早いもので、小学校も卒業式を終えたことと思います。
門出と別れの季節、定番のメロディーを聴くと、今のところ何からも卒業する予定はなくても感慨深いような気持ちになってしまいます。そんな風物詩。
とは言え、私個人は中高(大)と一貫のミッション系の学校に通っていたので、卒業式で歌ったのは標題の歌ではなく、賛美歌ベースのものでした。
おそらく「仰げば~」は小学校の卒業式では歌ったかと思うのですが……記憶はその後の自我がはっきりした濃い目の中高6年間に押し流されているのでした。
そんな我が母校の「卒業ソング」ですが、まあ当然ながら、季節だからとチョイスされるようなメジャーなものではなく、余所の歌を聴いて連想し、懐かしく思い出す……という次第です。
先日、某SNSで友人の一人が「母校の卒業式の歌、歌いたい」とワンフレーズだけ投稿したのです。
それを別の友人が見付け、返信で次のフレーズを繋げた。というものを私が発見。更にワンフレーズ追加、ということがありました(メロディーと発音は覚えていても、表記上の歌詞に一抹の不安を覚えてこっそり後から検索したのはナイショです)。
歌の部分としてはまだ半端な位置だったので、発起人が継いでくれるかな?とワクワクしていたら(流石に連投は自重しました)、まさかの新メンバー加入!
最終的に総勢5人で歌い繋ぐことができました。
中高では毎朝、賛美歌を歌っていからか同窓生は皆、合唱が好きで思い入れのある人が多く、音楽の授業でも熱心な先生によって直前に特訓されて、脳髄に刷り込まれているが故……とも思いますが、平日の夜に偶然にも各々の目に留まり(全員、仕事や家庭がある成人女性)、こうしてリレーできたことが無性に嬉しい。
母校愛、といえばそれまでですが、見かけて、懐かしく思い、僅かとはいえアクションを起こす。
私自身、最初の二人のやり取りを邪魔しちゃうかな?と少し心配しましたが、行動して良かったです。(発起人は全ての投稿にイイネをしてくれました)
気になる取り組みを見付けた時、後から飛び込むことに躊躇いが生じることがままあります。
気になった点があっても、「他の人が指摘するだろうから」とか、「邪魔しては悪いから」と見過ごしてしまいがちですが、“他”の可能性に賭けるよりも自分自身で関わった方が良いことが多い、というのが今月の結論です。
繁忙期で何かと立て込んではおりますが、気付きをきちんと活かすこと、発信することを疎かにせず頑張りたいところです。
昨今、不穏・不安な情報ややり取りで溢れているSNSですが、こういう“きっかけ”になる所が好き!と改めて思った花冷えの夜でありました。
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