みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。制作部の者です。
先日、「印刷現場の職長教育」という講義を受けてきました。
平たく言うと、危険を伴う印刷現場で、作業を安全に行うために、部署長やリーダーとして何を心がけるべきか。を習得する講義になります。
そう聞くと、日々パソコンと向き合っている制作部には危険なんてないじゃない、必要ないのでは?と言いたくなりますよね。
実際、受講している大半は印刷現場の方々で、講義の内容も、製造業の工場の現場を例したものが多いです。
「どうすれば機械がらみの事故を防げるのか」
「事後が起きない作業環境づくりとは」
「部下や後輩の体調管理は」など、
職長として、ケガや命を落とす危険をどうやって未然に防ぐか、がメインテーマになります。
さて、制作部の話に戻ります。この「危険」とは、なにもケガをする「危険」だけではないのです。
制作の現場に置き換えれば、ミス・誤植をする「危険」。そしてそれがクレームにつながったりすれば、それは制作現場としては「命を落とす」も同義!!(実際にクレームを起こすと、本当に落ち込みます)
「この写真の解像度は大丈夫か?」
「このレイアウトで本当に意味が伝わるのか?」
など、少しでも不安があれば見過ごさない。問題が起こる前に気づくことが重要なのは、印刷現場も制作現場も同じだなと実感。
今回の講義は、職長としての安全への知識や心構えを学ぶものではありましたが、
個人的にはその本質は、「同じ印刷業界人同士が腹を割ってざっくばらんに話せる時間を持つこと」のように感じました。私のように少人数であっても、大きなチームを抱えている人であっても、人を束ねる立場の人間が抱える悩みは近いようで。
二日間の長丁場でしたが、とてもなごやかで楽しい時間を共有させていただきました。
そして、こんなにも優秀で、印刷に熱意のある人たちが、業界にはたくさんいるんだ、
「マルワもまだまだ見習うべきところがたくさんある」と痛感。
その分、この人たちがいれば、印刷業界もまだまだ活気はありそうだなとも感じさせられました。
普段、会社から出ないわたしからすると、業界他社の話を聞くことはほとんどないので、それだけでも参加した甲斐があったなと、無事職長カードを受け取りながら帰路につきました。

研修会場を出ると、そこには印刷の歴史が書かれた立派な看板が。
印刷会社で働く者として、読んでから帰ろうとしばらく眺めていました。
印刷の歴史を後世に伝える、素晴らしい看板です。
……ですが、制作部の人間というのは、悲しい生きものでして、
内容より先に、レイアウトや文字の組み方が気になってしまうのです。
「ここで改行するんか……」
「その文字、文頭にくるのか……」
一般の方なら、何も気にならないところが、どうしても目に入ってしまいます。
そう、それが禁則処理です。
日本語組版では、句読点などが行頭に来ないようにするなど、文章を読みやすくするためのルールがあります。
普段からDTPソフトを使っている身としては、こういうところが気になって仕方ありません。
職長教育では「危険を予測する目」を学びましたが、
私たちは制作部ではこうした「違和感を予測する目」を鍛えています。
それでは、また次回!


