九月に入ったというのに、まだまだ暑い日が続いています。いつになったら少しは涼しくなるのやら…。
とはいっても朝晩は涼しく、日暮れも早くなり少しづつ秋の気配が感じ取れます。
さて先日、8日に日付が変わり真夜中、午前1時半ごろから月が欠けはじめる 皆既月食 がありました。
皆既月食とは、太陽と月と地球が一直線に並ぶことで、月が地球の影に入り込み欠けてみえる現象です。
日本では約3年ぶりということで、せっかくなのでこの眼でみようと頑張って起きていようかと…
真夜中1時過ぎ、当然辺りも静まり返り虫の鳴き声だけが静かに聞こえるなか、夜空を見上げていると、月が赤銅色に染まりすこしつづ月が欠けていきます。
この天体現象を通称「ブラッドムーン」と呼ばれ、なんとも幻想的な夜のひととき…。
なんとも言えない時間です。
眠い目を擦りながらウトウトしつつも30分ほど夜空を眺めていましたが、その日は仕事なので、しぶしぶ寝床についた次第です。その後も午前4時ごろまで続きました。
また、その日はもうひとつ、月と土星が非常に接近して見えるということで、8日の夜から9日の未明、またまた夜空を見上げていました。
満月のすぐそばに明るくひかる点が土星で、輝く様子が肉眼でもよく見え、じっと見ていると夜空に引き込まれてしまいそう。
これもまた日々の喧騒忘れてホッとする瞬間です。
二夜連続での天体観察。
まだ暫くは暑いひが続きそうですが、夜空に浮かぶ満月が、秋の気配を静かに告げてくれている…そんな気分になりました。