三月も半ばを過ぎ、少しづつ春に近づいてきています。日によって寒暖差があり体調管理が大変です。
あと花粉が多くて目と鼻がとてもツライ!何とかしてほしい!と思う毎日です。
さて、春は選抜から!と言われるように、今年も選抜高校野球大会が甲子園で始まります。高校野球ファンの自分にとっては楽しみな季節であります。
この甲子園、昨年8月に開場100周年を迎えました。
甲子園のスコアボードは、1983年までは職人さんが黒い黒板に毛筆で手書きで書いていました。その独特な字形が「甲子園文字」として親しまれていました。
その後、電光掲示板のスコアボードに改修した以降もその伝統を受け継ぎ、オリジナルの文字データの表示が映し出されてきました。
そして昨年、写植文字機が発明されて100周年を迎える大阪の企業 株式会社モリサワ と阪神甲子園球場が共同プロジェクトとして、この「甲子園文字」を受け継ぎ、新しい「甲子園フォント」として制作、デジタルフォント化することが決定しました。
この文字は、より多くの方に読みやすさに配慮したUDフォントをベースに昔の職人さんの手書きの特徴を活かしながら作られています。
そして先日3月4日のオープン戦で大型ビジョンに映し出され、お披露目されました。
綺麗で洗練されたこの文字はスコアボードだけでなく、外野の天然芝までもより鮮やかに見せる効果もあるのでは…と期待されています。
そしてなによりグラウンドで躍動する選手のプレーをより引き立たせてくれることと思います。
今日まで、受け継がれてきた伝統がこれから100年先もつながっていく…
そんな思いで試合を見ていると、プレーとともにスコアボードを見るのも楽しく感じるのではないでしょうか。