みなさんこんにちは、制作部のモノです。
さて、テレビ番組やニュースで(少しでも)間違った日本語を使うと、鬼の首を取ったかのようにコメント欄などで誤用を指摘されている方がいらっしゃいます。ときには、そのコメント自体でも言葉を使い間違えてしまい、ものすごい勢いで指摘が入る様子がしばしば見られます。今回はそんな自警団のお話?です。
有名なところでいえば、
・役不足
・的を射る
などでしょうか。
「役不足」は、優秀な人に対して、こんな仕事では足りない、割に合わないというのが、本来の使われかたですが、ときに、未熟な人を指して使われる誤用が見られるようです。
「的を射る」は、漢字がそもそも的を「得る」と書かれることが多く、ひとたびそんな言葉を書いてしまうと、前談の皆々様がシュババッと現れることになります。
同様によく誤用として挙げられるものとして「とんでもございません」があります。
本来は「とんでもない」までが一つの形容詞となっているので、その言葉自体を変えてしまうのはよろしくないということです。どうしても敬語感を出すのであれば「とんでもないことでございます」となりますが、正直ここまで丁寧な言葉遣いをされる方は見たことがないです。
私も社会人になりたての頃、電話の中でついつい言葉を間違ってしまうこともありました。そんなとき、すかさず席の近い先輩から暖かいご指摘をいただき、以来、電話の対応一つにしても緊張感が増すようになりました。今となっては、最初に厳しく指導いただいたことはとてもありがたかったと感じています。本当です。
さてさて、表題の件。
先日、私の携帯に知らない番号から通知が・・・
契約している電話のサービスの案内だったのですが、不要なものだったので丁重にお断りいたしました。
わたし「せっかくのお話しですが、今回は結構です。またご案内をお願いいたします。」
電話の向こう「とんでもないことでございます。」
わたし「!!!!!」
実際に耳にするのは初めてだったかもしれません。無事に「とんでもございません警察」は出動することなく、すてきな日本語使われる方だなと私もほっこりしてしまいました。
文字に携わる仕事をしている者の端くれとして、これは見習わねば、と感じた出来事でした。
では、また次回!