本でのインプットと、アウトプットと

8月も後半に入りましたが、まだまだ暑い日が続いております。

学生の頃は、この時期に嫌々読書感想文ための本を読んでいました。

今でも本を読むのが苦手ですが、情報発信を生業にしているマルワの社員として、極力読むようにしています。

そんな訳で、最近読んで「アイデア」や「面白いこと」を思いつくためのヒントになる4冊をご紹介します。

「THINK BIGGER」(シーナ・アイエンガー 著 / 櫻井祐子 訳)

参加者のアイデアを否定することなく、重ねていき新しいアイデアを作る「ブレインストーミング」

みなさまも1度は聞いたことや、やられたことがあるかと思います。

マルワが愛知県印刷工業組合の新人研修でも「ブレインストーミング」を行なっています。

この本の大きな見出しに書かれた「ブレインストーミングから最高のアイデアは生まれない」に惹かれ購入しました。

この本曰く、最近の研究ではブレインストーミングを含む集団力学が個人の創造性を妨げているそうです。

「ブレインストーミング」は、あくまで「参加者全員に発言させる」と「情報の共有と洗い出し」に過ぎない。では、どうすれば最高のアイデアが生まれるのか……ということが書かれています。

「表現を仕事にするということ」(小林賢太郎 著)

先の愛知県印刷工業組合・新人研修において「アイデアの出し方」を講義するときに、まずは「アイデアは、ひらめくものではない。たどり着くもの」とお話しさせていただきます。

この考えは著者である小林賢太郎氏からいただいたものですが、この考えの話も東京パラリンピックの開会式のアイデアの作り方を交えて書かれています。

「ごきげんになる技術」(佐久間宣行 著)

人気テレビ番組のプロデュサーだけではなく、自らのラジオやYouTubeで大活躍の佐久間宣行氏による2冊目の本。

タイトルだけ見ると「どうやって、毎日ニコニコしていられるのか」という内容に思われがちですが少し違っていて「メンタルが安定してブレない軸がある状態」をどう作るかが書かれています。

他にも「中年を救うのは教養と人柄」「勘やセンスより仕組みを信じる」「小さな成功体験を作る」など今、日本で面白いものを作るトップランナーの1人である著者の秘訣が載っています。

「これ描いて死ね⑥」(とみ田みのる 著)

都会から離れた離島で暮らす女子高校生が仲間やライバルたちと漫画制作に挑む物語。

書店員ら漫画好きの有志が投票で選ぶ「マンガ大賞2023」の大賞作品です。

この6巻では、主人公たちが「まんが甲子園」への出場するため、出題された お題に沿った漫画のアイデアを出す様子が描かれています。その中で「思考の深度」という造語が出てきます。

コンペなど、多くの人が1つのお題でアイデアを出すとき、この「思考の深度」が浅いと、他の人とアイデアが被ってしまいます。いわゆる「平凡なアイデア」になってしまいます。

逆に、お題から離れてしまっては「そのお題である必要性がなくなってしまいます」

どう深く掘り下げるかが、独自の面白いを生むことになります。

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