静岡県の小山町に「足柄駅」という駅があります。
JR東海・御殿場線の駅である足柄駅は、2020年6月に駅を改装しています。
新しくなった駅舎は、隈研吾さんが設計し、小山町の役場と地域交流センターが併設された駅に生まれ変わりました。
設計者の隈研吾さんは、「国立競技場」や「高輪ゲートウェイ駅」、「角川武蔵野ミュージアム」などの設計を行っており、木材など自然素材を最大限に生かしながらデザインされていることで有名な方です。
(↑個人的には、福岡県太宰府市宰府にあるスターバックスを実際に見てみたいです、、、)
新しくなった足柄駅にも、木を特徴としたデザインになっています。
屋根は富士山に向かって伸びており、木材は小山町の杉の木が使われ、地元をアピールするとともに利用する人にとって親しみやすい駅舎になっています。
また、黒をベースとした外観になっているため、木材が際立って見えるような配色にもなっているそうです。
コンセプトとして「ただの公共交通機関の一つではなく利用する人たちの交流の場となる」ことが掲げられ、「本の貸し出しを行っているスペース」「会話を楽しめるような机やイス」などさまざまな工夫が施されています。
中に入ると、SDGsに関する記事が置いてありました。
パーティクルボードとは、木材の切れ端と、接着剤を混ぜ合わせて作られた木質ボードの一種です。
小山町で作られるパーティクルボードは、静岡県東部ででてきてしまう木材の端切れを使って作られており無駄なく木材を使うと同時に、山づくりの循環を守ることに繋がっているそうです。
SDGsという言葉が定着し、いろいろなところでアップサイクルされた商品などを見かけるようになりました。
自然の素材が高いデザイン性と組み合わさり、より良いものになるということはとてもいい傾向なのではないかと思います。