支持され続ける理由

最近、終売予定だったユニクロのとある商品が、SNS上での1件の投稿がきっかけで販売が継続されることになったという話題を耳にして衝撃を受けました。

その商品というのが、半袖の前開きタイプのボディスーツです。

見た目は新生児や乳児がよく着ている肌着(ロンパース)のような感じですが、なんと10cm刻みで110〜160cmまでのサイズ展開が。

実はこの商品、特に医療的なケアが必要なお子様を持つ方たちを中心にとても重宝されているのだそう。

公式HPでは、「左側にボタンをつけることで、うつ伏せでも痛くなく、シンプルで使いやすい」と説明されており、ユニクロらしい無駄がなくスッキリとしたデザインといった印象です。

そのため、頭から被ることが難しいお子さんたち…胃ろうカテーテルや呼吸器が必要な子、肢体が不自由な子などに非常に着せやすいのだとか。
また、大きいサイズのほうでは介護用の衣類としても活用されているそうです。

しかし、ここ最近は段階的な値下がりが行われており、終売の可能性が高い商品だったそうです。
それを危惧するレビューが集まり、それを見た方がSNS上で投稿したことがきっかけとなりました。

これってすごいことですよね。
危機感を感じて声を上げた人たち、それを見かけてSNS上で発信した人、さらにそれを見て想いに応えた企業。
誰かを思いやる気持ちは、時には企業までを動かす大きな力に変わるんだな、と。
そして、目先の利益よりも一部のユーザーの声にも耳を傾けるユニクロの姿勢。
支持され続ける理由がここにあるんだなと改めて実感しました。

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