人間の五感のうち一番記憶に残るのは、嗅覚(匂い)と言われています。
何かの香りを感じたときに、昔の記憶をはっきりと思い出す、ということを経験したことがあるかもしれません。
香りの効果には、人の記憶に残りやすいだけでなく、リラックス効果や集中力を高める効果などさまざまなものがあります。
ファッションでは香水、インテリアではアロマなど「香り」は日常の生活の中で多くの場面で関わってきます。
今回は、香りの種類と効果について紹介していこうと思います。
これらを参考に部屋の中にアロマを一つおいてみるのも良いかもしれせん。
①シトラス(柑橘系)の香り
シトラスの香りには、鎮静作用があるため不安や緊張を和らげ、前向きな気分にさせてくれる効果があるそうです。
シトラスといえば、みかん、グレープフルーツ、レモンなど多くの種類があるので自分の好きな香りを見つけやすいかもしれません。
②フローラル(花のような)香り
フローラルの香りには、シトラスの香りと同じように鎮静作用があるため気持ちを落ち着かせるなどのリラックス効果があります。
それらに加え、血圧を下げてくれる効果や、肌の炎症を抑え肌荒れを和らげる効果もあります。
フローラルの香りには女性らしさを感じさせる上品な香りなので女性の方は使ってみるといいかもしれません。
③ウッディ(木々)の香り
ウッディ系の香りには、リラックス効果がある他、リンパの流れをよくする効果があるためむくみを抑え、血行を促す効果があるそうです。
また香りの持続時間が他と比べると長い傾向にあります。
代表的な香りは、スギやヒノキの香りがあげられます。
また、香り立ちを分類する言葉に「ノート」という言葉があります。
ノートは3種類に分けられ、「トップコート」「ミドルノート」「ラストノート」があります。
トップコート … シトラス系 5~15分で香る。
ミドルノート … フローラル系 30分~2時間で香る。
ラストノート … ウッディ系 2時間以降に香る。
これらを知っておけば、特に香水を使うときにはいつ香水を付けて、いつ香り始めるのかなど、香りの管理がしやすくります。
香りは人に多くの影響を与えているため、少し注目してみてみると面白いかもしれません。