先日、お休みを頂いて沖縄旅行へ行ってきました。
梅雨入りの一歩手前に行くことができたので、カラッとした陽の光に照らされた海はため息ができるほどの美しさでした。
沖縄は全体的に時間の流れがゆったりしているなあという印象。
同じ国内なのに少し異国を感じさせるような不思議な場所で、個人的には好きな観光地のうちの一つです。
沖縄には独自に発達してきた文化が数多くありますが、その中で個人的に面白いなと思ったのが、ビーチサンダル文化。
現地の人たちは、フォーマルな場所へ招かれたりスポーツをする時以外、日常生活では基本ビーチサンダルを履いて出かけることが多いようです。
中には、真冬でも履いているという方も(名古屋の気候では考えられないですね…!)。
それくらい現地の人たちの生活に溶け込んでいるビーチサンダルですが、ここまで広く浸透したのにはある出来事が関係しているそう(※諸説有り)。
それは、第二次世界大戦末期の沖縄戦です。
戦後、爆弾によって散った金属片や瓦礫があちこちに散らばっており、それらから人々の足を守るために作られた説が今のところ濃厚だそうです。
戦前は主に植物で編み込まれたぞうりが一般的だったそうですが、戦争によって物資が不足するという問題が。
そこで、山のように破棄されていたアメリカ軍の車両のタイヤを素材として利用し、誕生したのが今のビーチサンダルの原型なのだとか。
日常生活で使うモノとはいえ、最近はデザイン性の高いものも多く、純粋にファッションの一環として楽しむ人もいるようですが、その誕生の背景には戦争が生み出した悲しい理由があったのです。
みなさんも、自分が今大切にしているモノの作られた意味や背景に意識を傾けてみてはいかがでしょうか。
大切に使おうという気持ちがより一層強くなる気がします。
ちなみに、余談になりますが…観光客かそうじゃないかは足元を見ればだいたいわかるそうです。笑