8月11日。例年であれば「山の日」です(とはいえ制定は2016年ですが)。
「山の日」は、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。という如何にも健康的な夏っぽい日。
先日閉幕した東京オリンピックに関連して、今年だけ8月8日が「山の日」という特別措置。
この変更が決定・発表されたのは2020年12月21日(首相官邸ホームページ「2021年の祝日移動について」より)。
この日は、多くのカレンダーを扱う会社が悲鳴を上げたに違いありません。
何といっても、大抵のカレンダーは1月始まり。
次いで4月。手帳では10月なんてものも見ますが、詰まるところ殆どのカレンダーが完成した後だったということ。
1月始まりのカレンダーをノベルティとして配るなら、新年よりも旧年、12月の初旬からが多いでしょうし、それに間に合うように準備するなら、当然発注はそれより前、です。
カレンダーは1年かけて使うもの。ミスによってユーザー様が被るであろう損失を思えば、制作作業も確認作業にも只ならぬ緊張が走るというもの(勿論どんな印刷物でもミスはあってはならないものなので、一生懸命作業していますが)。
これは現場にはどうにもならない、けれど事情を知らずに後から見るとミス以外の何物でもない、そんなトラウマです……。
なんていうことを、自分の机上のカレンダーを見て思い出しました。
今年も年末に協力会社さんから頂いた卓上カレンダーを愛用しておりますので、変更反映前のものなのです。
書き込み修正対応で、今年の終わりまで活躍してもらう予定です。
マルワでも、カレンダーを取り扱っています。
既成の製品に名入れをするものから、全てオリジナルのものまで様々です。
毎年制作しているのは、
・SDGsカレンダー(月めくり・壁掛け)
・ハートカレンダー(月めくり・卓上)
・MUDカレンダー(月めくり・壁掛け) です。
これらは絵柄面だけではなく、暦部分も社内で原稿を作成し、レイアウト・デザインをしています。
ので、確認・検査作業は一大プロジェクトです。
曜日と日付、祝祭日だけでなく、六曜や二十四節季などもカレンダーによっては記載しているので、その分ドキドキも増します。
いよいよ工期的に、マルワのカレンダー作りも本格的に始まったこの頃。
完成の暁にはマルワのWebショップにも並びますので、是非ご確認くださいね。
カレンダー、暦は古代から行動の指針にされてきました。
統計であり科学であり、祈りであり、願いであり。
この頃は温暖化を始めとする地球環境の変化で一概にも言えなくなりましたが、節目として、季節の移り変わりの目安としては十分です。
人間の手には余るもの、努力によって克服すべきもの、様々な事柄が載った暦。
一日いちにちを大切に、自分の位置を確認するためにも。来年のカレンダーとしっかり向き合いたいと思います。
そして完成した新しいカレンダーには、楽しい予定が書き込める世情であることを願ってやみません。
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