華麗なアイデア出しと、チェックリストと

なかなかアイデアが出ないときに、チェックリストに当てはめていき強制的にアイデアを絞り出す発想法があります。

特に有名なのが「オズボーンチェックリスト」です。

下記の9つの項目に、今あるアイデアや商品、サービスを当てはめていき、新たなアイデアを導きます。

「転用」 商品はそのままで新しい使いみち。改良、改善

「応用」 他の分野でのヒット商品の借用。

「変更」 形、色、動き、音、匂い、様式などを修正

「拡大」 より大きく、強く、高く、長く、厚く

「縮小」 より小さく、弱く、低く、短く、薄く、省略

「代用」 他の素材や物で代用できないか

「置換」 これまでの機能はそのままで、配置やレイアウト。

「逆転」 前後左右、順番、メリットデメリットを逆に

「結合」 異なるものを組み合わせる

と9つだと多いので、僕が勝手にギューッと3つにします。

すると

「転用」 商品はそのままで新しい使いみち。メリットデメリットを逆転

「応用」 他の分野でのヒット商品の借用。異なるものを組み合わせる

「変更」 形、色、動き、音、匂い、様式、より大きく、強く、高く、長く、厚く

より小さく、弱く、低く、短く、薄く、省略、他の素材や物で代用できないか

配置やレイアウト。前後左右、順番、異なるものを組み合わせる。

となります。

「転用」の具体例では、山に生えている「ただの葉っぱ」を、料亭に卸すことで

刺身などを飾り用として販売することができたり、強力な接着剤を開発中、非常に弱い接着剤ができていまったのを逆手に取って貼って剥がせる「ポストイット」を開発したり、カレー店で「エプロンを持参したら割引にする」というアイデアも「エプロン」を「割引券」に転用したアイデアです。

「応用」。木くず集塵装置の仕組みを借用したダイソンのサイクロン掃除機や「アイスクリーム屋のようにテイスティングできて辛さが事前にわかるカレー店」などがありますが、ジャンルが近いアイデアの流用は権利関係に気を付けなければなりません。

「変更」が、この3つの中で1番やりやすいかもしれません。たとえば太宰治の「人間失格」の単行本。表紙を「ヒカルの碁」「デスノート」「バクマン」の作画を担当した小畑健サンに変更したところ、古典の名作としては異例の発売から1ヶ月半で7万5000部を売り上げたり、「缶入り煎茶」を「お~いお茶」に「モイスチャーティッシュ」を「鼻セレブ」と名称変更したことでヒット商品になりました。

「一口サイズのナンに変更して残ったものは、お持ち帰りできる」というアイデアもサイズの変更によるアイデアです。

みなさんの周りに今ある商品やサービスも、「転用」「応用」「変更」することによって、新しい商品やサービスになるかもしれません。

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