想いを纏って

「今はもう女性が必ずドレスを着なきゃいけないとか、そういう時代でもないよなって思いながら、自分の着たい、自分がその時一番自信を持った状態でいられる服を着るのがいいかなっていう風に思っていたので。」

これは昨年末の紅白歌合戦で司会を務めた女優、二階堂ふみさんがとある番組のインタビュー時に答えた言葉です。

自分をしっかり持っていて、格好良いふみちゃん。個人的に好きな女優さんの一人です。

そんな彼女の紅白での衣装はというと、すらっとした真っ赤な色のパンツスーツ。

確かに、紅白の女性司会者といえば、華やかなドレスを着ている方が多い印象があったので、冒頭のふみちゃんの言葉には思わずハッとさせられました。

私もいつの間にか、固定概念に縛られかけていたんだな、とちょっぴり反省……。

話は変わりますが、最近私も職場でパンツスーツを着用しています。

すらっとしたパンツを履くと、気持ちもピシッと締まるような気がして、スカートとはまた違った魅力があることに気付きました。

今までパンツで出勤することがあまりなかったけど、その日の気分によって使い分けるのもいいなあって感じるように。

また、パンツにはベルトが必要なので、そういった小物たちを「今日はどれにしようかな〜。」と考えている時間も楽しいのです。

スーツ関連の商品って、まだまだ専門店で買うイメージが強いですが、今は普通の服屋さんでも、探せば仕事着として使えそうなものがいくらでも見つかると思います。

要は組み合わせ次第ですね。

たとえ仕事着でも、少しでも気分が上がるような着こなしができるようになりたい今日この頃。

とはいえ、当然服に対する考え方は人それぞれ。

「服は最低限着られればいい」という考えの方もいれば、服一つでその日の気分に影響するという方もいます。

ちなみに、私は後者。

服には、着る人の気持ちを動かせるパワーと、さらにそこから他者へ何らかのメッセージを発信できるパワーが備わっていると信じています。

今や、服は男性らしさや女性らしさを表すものではなく、「その人らしさ」を発信するためのツールに移行しています。言葉ではなく、自分が自信を持って着こなすことで、想いを発信することができるのです。

「それなら、文字Tシャツを着れば一発で伝わるのでは?」いう考え方もできますが、それだけでは表現できないものが確かにあるはず……。

ちなみに、最近私がパンツスーツを履くようになった理由ですが、ふみちゃんのような大層なものではなく、いつも履いていたスカートが破れたからです。

しょうもなくてすみません。

今までスカートばかり履いていたのは、「パンツよりも履くのに時間がかからなくて済むから。」というズボラな私の性格を表現していたから!?

なんてね(早く新しいのを買いに行け、と)。

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