ハッカーと聞くと多くの場合、怖いイメージを抱かれると思います。
つい先月アメリカのパイプラインがハッカーの攻撃を受け、身代金を要求されるという事件が話題になりました。
一方で、ホワイトハッカーと呼ばれる、そういったサイバー攻撃から企業や個人を守る正義の存在も有名です。
今回は、それらと違うハッカーのお話をしたいです。
「ビジョン・ハッカー」と呼ばれる人たちの存在がクローズアップされています。
自らのビジョンで将来の(悪い)見通しを(良い未来になるよう)書き換えようとする人たち、というように紹介されていました。
(欧米由来の用語かと思ったら、日本で生まれた言葉だそうです)
ロールモデルとしてビルゲイツが挙げられていますので、イメージしやすいかもしれませんね。
そして、未来を書き換えるという部分がSDGsにも通じると思いました。
2015年のSDGs採択時にはこれまで想像もつかなかったような問題があちらこちらで起こっていて、ちょっとやそっとの覚悟では持続可能な社会が存続しない状況になっていました。期限を決めて未来を書き換える必要があって、それを解決するための17のゴールがSDGsであると捉えられます。
ビジョンハッカーと呼ばれる人たちの思考は、大きな壁と思えるような障害をプラスと捉え、具体的なビジョンを持って行動することです。これもSDGsの「トレードオン」の考え方と似ています。
詳しくはこちらの弊社社長ブログをご参照ください
http://www.maruwanet.co.jp/tori/14595/
「何かを手に入れるためには、何かを手放さなければならない」がトレードオフ。例えば「新型コロナ感染症の蔓延を防ぐために国民の活動を制限すると、経済が冷え込む」が分かりやすいと思います。
これに対してトレードオンは「対立して両立が難しい2つ以上の関係を、新たな価値を生み出すことで両立させる」こと。
Win-Winの関係です。とても難しいことのように思えますが、先ほどの例でいくと「おうち時間が増えた」ことで成長した企業や商品・サービスはいくらでもあります。
マルワでも「配信サービス」や「動画作成」など非接触でのソリューションが新たなサービスとして確立しつつあります。
1人ひとりがビジョンハッカーとなって明るい未来へ書き換えていければいいな!
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