色⑧:緑

おはようございます。

色シリーズでブログを書いております。今回は「緑」です。

【信号機の緑はなぜ「青信号」なのか】
どうみても緑に見えるのに、信号機の緑はなぜか「青信号」と呼ばれています。
諸説ございますが、日本人には緑のものに「青」を用いた表現をする習慣があるからです。日本で最初に信号機が設置された当時の交通に関する法令では、「緑信号」と記されていましたが、新聞記事などで「青信号」と記したことにより広まったと言われています。緑色の野菜のことを「青菜」、新緑を「青々した緑」など、日本語では緑が深まる様子を「青」で表現する習慣があるため「青信号」のほうが自然な表現だったようです。

【植物の色】
植物の色と結び付けられる緑は、「成長」「若さ」「再生」といったイメージを持ちます。こういった緑のイメージは、木の成長を連想しているため、季節の移ろいのある北半球に限られたものと言われています。日本人は、緑色の木が、オレンジの葉をつけて枯れていき、また再生する様子をイメージします。しかし、常夏の国では、一年中緑の葉をつける木が生えているため、緑色に対して「成長」「再生」といった特別な感情は抱かないようです。

【クロマキー合成】
テレビの撮影風景でよくみる緑の幕のことをクロマキーと言います。緑の幕の部分に違う背景を合成する映像技術をクロマキー合成といいます。緑がよく選ばれる理由は、人間の肌と緑が補色の関係にあるため、緑の背景だけを後で自動選択しやすいからです。ですが、最近のスマホのカメラアプリは、背景が緑以外でも、人間の輪郭を自動判別してある程度切り抜きをして背景をつけてくれる機能がありますが、もし、うまく背景がつかないときは、自分の身に着けているものと違う色の背景を選ぶとよいでしょう。

緑は、目にも心にも優しい色です。癒しが足りない方は、PCのデスクトップやスマホのホーム画面に、緑色を使用するのもおすすめです。好きな動物や異性が一緒に写っていると、より癒される……かもしれないです。

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