『引用』ルールで①UP

ただいま、年度末ならではのお仕事が多く進行中のマルワの制作部です。
1年の締めくくり・卒業だったり、あるいは新しい年度に向けての励ましであったりと、“想い”を伝える文章を他より良く見る季節です。

伝わる文章を書こうとした時に効果的なのが「引用」です。
偉人のことば、名曲の歌詞、劇中の名台詞……自分の言葉を添えて、相手に伝える方は少なくありません。

ところで「著作権」というものを、普段意識されているでしょうか?

昨今よく「○○に似てる!真似だ!パクリ!!」なんて言説が、人気が出たり有名になると湧き出しますが、そもそも「オマージュ」「パロディ」と「パクリ」との違いは大きく……。

話がそれましたが、自分にそんなつもりは無いのに、誤解されることが無いように、そして引用された言葉や歌詞が心に響いて知りたい、と思った受け手の為に、「引用」のルールを意識することをオススメします。

そもそも「引用」とは

主に他人の著作物の言葉や文章を、自分の著作物内で用いること。
これは学術研究でも用いられる行為です。

例えば論文で、自分の論を補強するために先行研究を引用、「△△先生もこう言っています」と、自分の主張の正当性を高めるのです。自分の過去の論文を引用することで、その部分の結論に至った過程を省略することも行います。(この部分の根拠は、引用元を読んでください、ということ)

大切なのは、「他人の著作物を自分の著作と勘違いさせないこと」です。
そうすれば、著作権を侵害することはありません。

そんな「引用」のルールですが、実ははっきり定まったものはありません。
ですが、前述したように「誤解させないこと」「紛れ込ませないこと」が重要なので、よく使われる手法として、

もう一つ大切なのは、引用元を明記すること。
・誰の言葉/歌詞(著作)か
・何に載っていたか(何を見て引用したか)
(Webページを見た場合は、そのURLと閲覧日を記載するのがベストです。更新されてしまうことがあるので)

字数制限がある場合は、著作者名が限界かもしれませんが、できるだけ元ネタを知りたい!と読んだ人が思った時に助かる様に書くのが親切です。
論文等ではもっと望ましい要件がありますが、割愛しますね。

ちなみに引用ルールは、全ての著作物に適用される行いなので、自分が描いた/撮影した等以外の画像にも適応されます。
写真の場合は、肖像権も関係してくるので、慎重にしてください。

無料画像・素材の場合も(明記の義務を課していないことが多いですが)利用規約を確認してから使う方がトラブルを回避できます。

今回のブログのサムネイルは写真ACよりお借りしています。
https://www.photo-ac.com/main/detail/326080?title=%E5%8E%9F%E7%A8%BF%E7%94%A8%E7%B4%99%E3%81%A8%E9%89%9B%E7%AD%86&searchId=2728435437

きちんと「引用」のカタチを取っていると、しっかりしているように見えるので、引用をして作文をする際は心に留めることをオススメします。

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