制作から見たマーケティング

先日、中部マーケティング協会様主催のオンラインセミナー「MARKETING SEMINAR 2020」を視聴させていただきました。

視聴後に社長から「感想教えてね」と言われておりましたので、どうせならブログのネタにしようと目論んでこれを書いています。(一石二鳥)

ちなみに感想をお伝えする前に私の所属する部署が制作部(データを作成したり、オンデマンド機を動かしたり、出来上がったものを校正する部署)だという事を最初にお伝えしておきます。つまりは普段マーケティングに接していないバックヤードからの視点…という事をご承知おきください。

さて、内容についてですが、私は6部の内の講演①「ベビースターラーメンのブランディング戦略」と講演②「あらためてECにおける決済の重要性を考えるマーケティングツールとしてのAmazon Pay活用法」を見させていただきました。

(講演②については決済方法でこういうの便利ですよ、というサービス紹介でしたので割愛させていただきます)

講演①は「ベビースターラーメン」が実際にどのような「分析」を経て販売戦略を立ててきたのか、という具体的な内容を基にしたお話でした。

内容そのものはブログに書いて良いのか判らなかったので差し控えさせていただきますが、要約すると今現在もしくは過去の商品がどのように売れたのか、どんな客層がその商品を買い、どういう理由で買われているのかを数値を出して事細かに分析している事についてのお話です。

考えてみれば弊社では集まって皆で「分析」をする、という事をほぼやっておりませんでした。

そもそも印刷というと「お客様の要望に合わせて商品を作っていく仕事」なので、いくら分析をしようと商品である印刷物は「お客様の要望を叶えている」…と無意識にでも思い込んでいる部分があるのでは?と聞いていて思ったのです。

人って「こういうのはどうでしょう?」と提示されると、ついつい流されてしまう事があります。時間がない時などは知識がある側から提案してもらった方が話が早く済みますが、出来上がったものをお客様が見て「あれ、なんか違うな?」と少しでも思われる事があるとしたら、まさにこの「分析」が足りていないと思う次第です。

幸い、印刷には「校正」という途中でお客様にチェックをしていただく工程があるので、大きなズレは最終的にはほぼほぼ無くすことはできます。しかし、「分析」を行うことで打ち合わせの回数や時間を減らす事は出来るかもしれません。

そういったテンポの良い打ち合わせができるようになると、お客様は「あの会社に話せばなんとかなる」と考えていただけるので自然とリピート率や案件の数も増えるのだろうと感じました。

もちろん実際に打ち合わせをしている営業側からすれば、そんなに上手くはいかないと思われるかもしれませんが、「分析」は主観ではないので、数字を出したり他部署の意見を入れて客観的に見てみると今までとはやり方が変わる可能性はあると思います。

長くなりましたが、最後に個人的感想を述べさせていただきますと、物事の仕組みを知る事が自分はもともと好きでしたので、大変楽しんで聴けました。

知識はいつどこで活きるものか分からないので、ここで一つ引き出しを作って今後に備えようと思います。

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