マスクと説明と議論の不足

巷では新型コロナウイルスが流行し、政府の対応が遅れ過ぎでは?という声も上がっている中、一方で地方ではこんなニュースがありました。

「香川県ネット・ゲーム規制条例案可決」

これは香川県が18歳未満の子どもに対して「ゲームは1日1時間まで」(高橋名人か?)や「午後10時以降のゲーム禁止」といったルールを定めた条例(罰則や強制力はなし)の事です。
このままいくと4月1日に施行されるとか…。

条例の策定理由としては「ネット・ゲームの過剰な利用は体力や学力の低下、身体の問題を引き起こすと指摘されている」「県民をネット・ゲームから守る」との事ですが…

まあ、私自身は理由事態は概ね理解できたのですが、とにかくこれを決めるまでのプロセスが酷いものだと感じました。
県民から寄せられた意見の開示が限られた人しか閲覧できなかった上に28時間というごく短い時間のみで、更にメモや撮影、内容についての口外は控えるように求めていたとの事。

ネット上でも散々言われていますが、
大人がそんな姑息な手段使ってたらゲームなんかよりずっと子どもの教育上悪くない?
と思った次第です。

さて冒頭のコロナウイルスの話に戻りますが、切羽詰まった状況下では急な判断を差し迫られ、多少強引な手段を使わなければならない場面もある事でしょう。

仕方ないときはもちろん仕方ないと思いますが、こんな中でも子どもはそれを見ていて、大人になったとき今のこの状況を思い出す事を考えてみてください。

そういう意味で正しいプロセスを踏む事、話し合い、その上での決断、という流れの重要性を考えさせられるニュースだったと思いました。

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