今日の筆者はゲームが趣味で、動画サイトとかでeスポーツの試合をよく見ているのですが、ある時ラジオでこんな話を聞きました。
「eスポーツの選手は、普通の運動選手と違って引退の時期が早いです。なぜなら動体視力の衰えは体力のピーク年齢よりも早く、いかにそのゲームに強くて知識量があっても、その選手よりも若い年齢層の選手に確実に目や反射神経で負けます。さらにその頼りの知識すら動画サイトや攻略サイトで共有できる時代。ピークを迎えた選手たちにはとても厳しいものがあります」…と。
たしかに動画サイトには素人でも、プロが気づかないような攻略方法の解説などを載せていたり、「若い人に知識で勝る」という方法すら、eスポーツの世界では通用しないような厳しい現状なのです。
じゃあ、ピークを過ぎた選手が今後どのように戦うべきなのか、
あるいは一線を降りてどのように若い選手のサポートなり大会の盛り上げに貢献していくのか。
その一つの答えとして、自分の経験を基にした「人を読む力」があります。
経験は正直誰でも長くやってれば積むことができます。
問題はそれを自分の活躍したい場所にどう落とし込むか?
かと思います。
実際、私が好きなゲームでも若い選手対それなりの年齢の選手を見ていると、
ある程度の勝ちパターンや勝因が見えてきます。
で、大体年齢の高い選手の方が勝つのですが、負けた若い選手のインタビューを聞くと
「何もさせてもらえなかった」と言っていることが多かったです。
一方で勝った選手はというと「とにかく読むことに集中した。相手がどうしたいのかそれだけを注意していました」とのこと。
もちろん、これはゲームの中の一例の話でしかなく、いろんな要素で溢れかえる現実に置き換えると教訓にすらならないかもしれませんが、限定された世界…こと勝負の世界では自分の勝ち筋を見出すためのヒントになるかと私は思いました。
才能や性能で負けるなら別の何かで勝つしかなく、そして自分が今まで武器だと思ってきたものが通用しなくなったら、別の戦い方を考えなければならない…
なんてことを思う今日この頃でした。
コメント