文字物を中心としたオペレーターをしていると、同窓会案内などの往復はがきや、企業のの返信用封筒なども作成する機会が多くあります。 基本的なレイアウトが決まっているので、難しいものではありませんが、私なりのこだわりポイントがあります。
ポイント1
返信用封筒や返信はがきは、表面に個人名や企業名を入れますが、名前の下に「行」という言葉を入れるのが一般的です。なぜ「様」や「御中」ではなく「行」の字を付けるというと、それは、「自分は相手よりも下である」ことを示すためで、謙遜な態度を取ることで、相手に敬意を示すという意味があるそうです。ですから「行」の文字は一回り小さくします。
ポイント2
返信用封筒を使って返信する際には「行」に取り消し線(二重線や斜線)を引いて消します。そして、「様」や「御中」と書き換えて出すことも大切なマナーです。これらの文字を書くスペースを考えると、書き換えやすいようにするには、「行」の文字は中心から外して配置します。
*「行」の字を外す際は、縦書きの場合と横書きの場合で書き方が異なります。縦書きの場合には、【左寄り】、横書きの場合には、【下寄り】に配置します。
絶対こうでなければいけないということはありませんが、それぞれの意味を考えると、些細なことですがこだわってしまいます。
稀に「位置がずれているので揃えてください」という指摘もいただいてしまいますが。
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