この休み中、琵琶湖近辺のお寺をめぐる機会がありました。フェースブックで鬱陶しい程書いていましたので、ご存知の方も多いと思いますが(苦笑)。
湖東三山と言われる西明寺、金剛輪寺、百済寺そして長命寺というお寺を回りました。どのお寺も車を止めて歩かなくてはなりません。特に金剛輪寺は途中の庭園からさらに300メートル上がると聞きましたが、山道の300メートルはとてつもない距離に感じます。
この湖東三山、織田信長の延暦寺の焼き討ちでことごとく消失したそうですが、西明寺は運よく消失を免れ、近隣のお寺から持ち込まれ、焼かれずに済んだ仏像が数多くありました。
ヨーロッパは石の文化といいますが、日本は木の文化。一枚の木から彫って作り上げていくと聞くと、その繊細な再現に驚きを感じます。
こうしたお寺に共通するのは山奥にあること。立派な本堂もどうやって木を運んだのかと思うほど、山奥にあります。そういえば石段も長く続いていますが、手作業であった当時、途方もない時間をかけて作られたことでしょう。
実はそのくらい時間がゆっくりと刻まれていたのが当時だと思います。したがってこうしたお寺の境内も遊び心が満載。庭園が四季折々の草花で訪れる人を和ます工夫があったり、長い参道に風車を持ったお地蔵さん(金剛輪寺)が数多く並べられていたり…。
機能的な面ばかりではない、「遊び心」があった事を感じながら歩いてきました。しかし…さすがに疲れました。お参りにお邪魔するのも車で簡単に行けません。苦労して汗をびっしょりとかいて到達する…考えてみればそれでこそお参りしたご利益があるのでしょうね。
どのお寺も秋には見事な紅葉になると思います。そんな見事な紅葉も見たいですが、こうして誰とも会わない静かな参道を歩くのもいいなと思います。
歴史を感じながら、今流行のパワースポット巡りをしてきました。いよいよ今日から仕事。心新たにスタートしたいと思っています。
コメント