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まさか…

天竜川での川下り船転覆…この一方を聞いた時に、学生や若者の手作りの船が転覆したと思いました。まさか観光船が転覆してしまうとは…絶対的に事故と無関係だと思っていました。

愛知県にはこのほかに犬山市の「日本ライン下り」というのがあります。個人的には京都の保津川下りを経験したことがありますが、とても怖いと感じた事はありません。

全般的にのんびりと川を下っていきますが、局所的に水しぶきを上げて急流になるポイントがあり、ジェットコースターでないにしろ、ちょっとしたスリルを感じることができました。

人の感覚というのは不思議なもので、急流に慣れるとより急流を経験したいと思うもの。その根底には「絶対に転覆しない」という安全神話のようなものを自分たちで作っているように感じます。

しかし冷静に考えてみれば人の手で進路を変えて下っていく乗り物ですので、操作ミスがあってもおかしくないと思います。しかし悲しいかな、こうした事故があって初めて身に染みてしまうもの。

川でおぼれるとよく耳にします。皆さんはこれをどう受け止めていますか。以前の私にはこうした事故を耳にしてもピンときませんでした。

実は息子が小学生の時に、学童保育のキャンプの一貫で沢登りを幾度となく経験しています。その時に思ったのは「川では人は浮かない…」という事実。そして海とは違った冷たい水。もがいても体が沈み、あっという間に体力を奪われてしまったことを初めて経験して驚きました。

法律上では、救命胴衣を身に着ける義務はなかったといいます。事実私も保津川下りで胴衣を着けた覚えはありません。しかしこうした川の怖さがわかっていない人が大多数の現状では、法制化をしていく必要があると思います。

「絶対に…ない」こう感じることは、我々の仕事にも数多くあります。そして「ありえない」と思っていたことが原因でミスやクレームを何度となく経験しています。所詮人がやること。よく人は信頼しても仕事は信用するなと言いますが、今回の事故を含めてあらためて実感しています。

それにしても孫を大勢連れて楽しんでいたおばあさんが亡くなり、二歳の男の子も行方不明という報道を聞くとやり切れません。そして何よりもこうした事故が原因でこうした観光船への足が遠のいてしまうのは残念です。


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