先々このままではこの業界では生き残れない 🙁
30年前に後継者としてマルワに入ったときの率直な感想です。
先代は文字を扱った組版を主体とする印刷が好きな人でした。
大きなカラーを刷れる印刷機ではなく
文字を組む今で言えば専用のPCを数多く導入した会社でした。
にもかかわらず企画やデザインもなく
新聞や会報誌、自費出版と地味な文字組版。
業界での会社の立ち位置が段々と理解してきた時に
冒頭の言葉が思い浮かんだのです。
🙁 先々このままではこの業界では生き残れない。
同じ土俵で同業他社と戦っても負けると。
そこで考えたのが
別の土俵で勝負しよう
ということです。
それで取得に力を入れたのがISOマネジメントシステムでした。
2002年を皮切りに
😉 品質、環境、情報の三つのマネジメントシステムを取得しました。
今でもマルワのような会社ではかなり珍しいことです。
特に環境マネジメントシステムISO14001は
2005年の愛知万博が環境博だったこともあり
取得に力を入れました。
これから環境の時代だ
➡ GP(グリーンプリンティングマーク)
➡ カーボンオフセット
➡ FSC(森林認証紙)
など環境にこだわった第三者認証を次々と取得。
しかし実際に取得の効果が出てきたのは、なんとそれから10年後。
😥 東日本大震災。なんとも皮肉です。
さて、最近10年後のみらい創造に四苦八苦している僕。
しかし環境ISOを取得した当時は
➡ 既存の仕事に縛られることなく
➡ 自由に10年後を考えていたように思います。
➡ 印刷という枠とは全く違う部分で。
最近会う人から
😮 よくSDGs の切り口を考えられ先見の明がありますね。
と言われます。
実は当時は環境と言うキーワードがたまたま浮かんだだけ。つまり
そのベースがいまのSDGsにつながっただけ。
肩の力を抜いて自然に浮かんだみらいの創造。
裏を返せば現在の僕はそれだけ印刷という仕事に
どっぷり浸かってしまったにすぎません。
違った土俵での未来の仕事の本質を当時見ていた
😉 僕にあっぱれ!
ですかねえ。
さて、当時と違って頭が固い今の自分。
求む!!捉われ感のない柔軟な発想
😉 当時と同じものが降ってこないかな?
率直に思いつつ毎日です。
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