先日たまたま新幹線で出張のかえり、隣で上司と部下の出張帰りの会話を耳にしました。「会社がどう人材を教育していくかわからない」「○○部長がなぜ部長なのか…」「きちっとした評価がないのでは…」ようは会社に対する不満です。
おかしなもので不満の会話は耳に付くもの。当社の事でないにしてもとっても不愉快になります。聞くともなしに聞くと…ようは求めている言葉ばかりで、彼の口から自発的な言葉がなにも出ないのです。これって聞いているとなんだかなぁ…と思ってしまいます。
私は経営者ですので、どうも経営サイドに立ってしまいます。経営者びいきになってしまう事は致し方ないとはいえ、どうひいき目に聞いても、こういった社員は必要ないなぁ…と思います。
もちろん会社と社員の考えがすべて一致することはあり得ません。だから「ベクトル」の向きが同じであれば良いのです。そして一致しない部分はお互いに妥協、いや譲っていくもの。それは社長でも上司でも同様。
「○○してくれない…」権利を主張しているのでしょうが、どうも言葉の端々に相手への依存性を感じ、自らが動く主体性を感じませんでした。
働く側と雇用側は考えが一致することはありません。それでも社員の事を考えていない社長はいないと思います。大企業のように一人ひとりの社員の顔が見えない場合はともかく、中小企業では社員の事を第一に考えているトップが大半だと思っています。
通路を隔てた小さい声での会話ですが、マイナス言葉は耳に入ってしまいます。人の振り見て…気をつけなくちゃと感じた次第です。それにしてもトイレに立つ時にちょっと上司の顔を見ましたが、渋い顔で…。だって一生懸命にうなづいて我慢して聞いていましたから…。
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