陣屋 神奈川県にある旅館
旦那さんの実家を継ぐことになったら
😯 売り上げに対して4倍の借り入れが
当然経営は大赤字 😥
旦那さんは自動車メーカーの開発
奥様は家電関係のメーカー出身
全くの素人の二人で手掛けたのは
旅館の業務のみえる化
担当部署の仕事の差異を解決する上でも
全ての社員にタブレットを持たせ
情報共有を図ったとか。
こじんまりとした旅館で周りにこれといった観光地もない
😥 集客には高いハードル
ところがこの旅館が目指したのが客単価のアップ
食材の質を上げ一食にかける費用が
今では3万円を超えるコースもあるとか。
今年から大手旅行代理店を通しての集客もやめたそうです。
みえる化をしていくために沢山の費用もかけて
社長夫妻率先してそれを使う
なによりも10年で業績を倍以上にしていく経営手腕は驚きです。
話を聞いていて感じたのは
スピード感。
やると決めたらすぐに行動をしていくこと。
そしてやる意義を社員に伝えて全員で関わったそうです。
知ったいましたか??旅館の仕事というのはどうやら
受付やフロントの方が接客やお部屋の清掃の方よりも上
と当事者は思っているらしいのです 🙁
客の立場から見て同じなのに何か変なものです。
新たなことをやる場合仕事が増えると思いがちですが
実は一人と想定するとそうなってしまうようです
しかしみえる化することで必要な仕事が明確になり
仕事のシェアがしやすくなります。
シェアするために隙間の時間にお互いに埋めていく事で
業務はさほど仕事は増えず効率が上がると女将。
ちなみにそのシステムは自前で制作しそれを今売り出しています。
今では旦那さんは旅館の経営を女将に任せ
今はシステム系の社長をしているとか。
この行動力にもただただビックリです。
そして女将がこうして講演して自ら営業。
何せこうして僕がブログに書いているのですから
■仕事のみえる化はどこの業界でも課題
だから一歩踏み出してやり切れば
こうした効果があるのだと思います。
弊社も経営の舵取りに腐心しています。
経営努力をしても市場が縮小することはコントロールできません。
新たなことを始めるのは当然ですが
その効果が出るのは先。
となると
今やるべきことはいまの仕事で利益を出していくことです。
ところが新たな業務や仕組みを取り入れると
😥 人が欲しいと現場から声が出ます。
人を増やせば当然固定費が上がります。
これは小学生でも分かる事。
先の女将は仕事をみえる化した事で
お互いに仕事のシェアをしました。
清掃が間に合わなければフロントも手伝いに行きます
考えてみれば当たり前のことなのに
仕事全体が見えないとそれができなくなります
こうしたことの解決にみえる化をし
自分たちの利益にもなります。そして
全員でお客様の仕事を情報共有することで
充実した顧客サービスができます。
長く古いシステムでやってきたマルワ
そろそろ限界となり、
今年中の稼働を目指してスタートです。
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