先日の日曜日に伊勢神宮に参拝に出かけました。委員会発表会に出席した関東の仲間と共に会社や社員への祈願の為です。内宮はともかく外宮は自分も十分な記憶がないほど久しぶりです。正式名は「神宮」だそうですが、一般には「お伊勢さん」と呼ばれています。この二つ、少し離れているため、なかなか外宮を訪れる事がなく、通常は内宮をみる場合が多いとのこと。なるほど自分が外宮を見た記憶が薄いのも内宮だけを訪れた記憶が多いからだと思います。
最近は「パワースポット」ブーム。自分自身はそれ程敏感ではありませんが、それでも境内に入ると空気が変わる事を感じます。当日は大変に厳しい暑さでしたが、境内は空気に冷たさが残り、一本空気に筋が通った印象を受けました。文字通り「気」を感じます。
特に非常に驚いたのは人の数、それも若いカップルが多い事に驚きました。もちろん「二礼二拍手一礼」がしっかりと出来ていない人も多いですが、こうした場所に参拝に来る…いまの学生も意外に信心深いなと思います。
内宮には国旗が高々と掲げられていました。不思議なもので日本人として心休まる光景を実感します。国旗、国家に対する多くの議論がありますが、やはり山の陰から姿を見せる日の丸をみるとなんとも荘厳な気持ちになります。単純な感想ですが、「日本人である」誇りを感じます。
十年ほど前に時の総理大臣が「日本は神の国」と発言し、物議をかわしました。その言葉だけでは立場を考えると軽率感は否めませんが、実際に伊勢神宮を歩くと「神の国」という表現は的外れではないなと思います。内宮の五十鈴川にかかる橋を渡り境内に足を踏み込んだとたんに独特の雰囲気を感じます。
御祈祷をしていただきました。もちろん事業繁栄…。会社には神棚が祭ってあります。経営者の多くは信心深いとも聞きます。確かに最終決定者であるだけに常に何かに頼っていたいという気持ちがあっても何ら不思議ではありません。私自身毎朝神棚を拝んで一日をスタートしていますから…。
久々のお伊勢さん、何か気持ちがすっきりします。私だけでなく一緒に行った仲間も同意見。お伊勢さんは心の故郷なのかもしれません。折をみてまた訪ねてみようと思います。写真は宇治橋の第一鳥居。最近はちょっとしたお守りとしても有名な画像になりました。私も…持っています。
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