昨日74回目の終戦記念日を迎えました。いつもと違ったのは炎天下の甲子園球場でサイレンの中、選手たちの首を下げる姿がなかったこと。超大型台風の報道ばかりの8月15日でした。
だからという訳ではないですが、いつも以上にNHK特集や映画、ビデオを見た気がします。
戦前生まれをはじめ戦争経験のある年代の方年々数が減っているだけにこうした戦争にまつわる特集はこれから貴重だなと思っています。
私の父親は呉で終戦を迎えました。海軍の予科練で人間魚雷の訓練を受けている最中に終戦を迎えました。
東邦商業の卒業生で1944年12月、学徒出陣で三菱重工業名古屋工場で多くの同級生を亡くしています。
自身で志願して予科練に進み、自身が生きて戦後を迎えるというなんとも皮肉な運命を先代は辿ったわけです。
終戦を迎えてサラリーマンとして印刷会社に勤めた後、父親や兄弟と起業。結局上手くいかずそこを飛び出して再度自分で始めたのがいまのマルワです。
珠算で日本一だった父親を恩師や仲間が支援し、珠算問題集を作る仕事をしていた父親。僕がこの会社に入社したころは「丸和出版」として珠算の問題集も数多く出版していました。
😉 手間暇がかかるけど文字が好きなんだ
と、チラシなどの印刷専門の会社ではなく、手間のかかる「文字もの」の印刷にこだわったのがいまの印刷会社を始めた理由です。
時代は平成となり今は令和。文字にこだわったおかげで今でも会報や新聞、そして自費出版などの企画でお客様から支持いただけています。
マルワの笑ルームにある自費出版コーナー
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ネットが発達し、紙媒体が減少したと言われてもやはり文字はなくてはならない情報ソース。
それでもソフトの発達の影響で個人でも文字を使って必要なものを表現できる時代になりました。
といってもそこはプロとアマチュアの違い。ソフトがよくなってもプロが作ったものとそうでないものの出来栄えは容易に分かりますよねぇ。
夏休みも終わり今日からマルワは仕事がスタートします。文字にこだわるDNAがマルワの強みです。
当たり前の様に次の日が来る平和に感謝し、60年以上大切にしてきた文字の文化でこれからもお客様に喜んでいただきます。
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