表現の不自由展・その後
この言葉を聞いてもピンとこないかもないかもしれません。
韓国の少女像を展示したことでその展示が中止になったといえばお分かりでしようか。
これはあいちトリエンナーレ2019のこと。
トリエンナーレは3年に一度開催される国際美術祭です。
相変わらず愛知県の大村知事と名古屋市の河村たかし市長の批判応酬は続いています。
結局ガソリンを巻くなどの脅迫もあり展示も中止。開催前は総監督の津田大介さんの話題もあり、前回の2倍を超える人気ぶりだったのに。
ちなみに津田さんは神戸の講演会の話もキャンセルとなり大変な騒ぎとなってしまいました。
「批判している人ほど見て欲しい」と語っていた津田さん。
でもこの少女像を見たのはごくわずかだそうで、僕も見てません(^^)
憲法21条の議論まで出る始末となり、表現の自由が難しくなってたとあらためて感じています。
SNS上では炎上という言葉がある通ります。
ちょっとした発言が大変な言葉の応酬となり、謝罪に追い込まれ、発言に気を使う時代となりました。
10年ほど前ならここまでうるさくなかったのになあと思うのに。
🙂 気軽に発言できる環境になり
😡 なんでもいいから言っとけ!
みたいな風潮はたしかに感じますよねぇ。
ただSNSの時代は発言して炎上してもすぐに削除することができます。だから発信も安易なのかなと。
対して我々の仕事としている印刷の仕事は活字の文化。印刷物はしっかりと残ります。
一度紙にしたものは消えない
と言っても大げさではありません。
■校閲という言葉をご存知でしょうか?
少し前に石原さとみさんが主役を演じた校閲ガールがドラマ化されました。
校閲とは徹底的に客観的に文章を読んで誤りや不整合をチェックします。表現が適切かもチェックする作業を言います。
弊社もお客様の原稿をただチェックするだけではなく、要望によってはこの校閲作業を請け負う事もあります。
印刷は文化のバロメーター
こういう表現を以前は聞きました。印刷は活字として残ります。
だから新聞は信頼できると言われる所以です。
弊社も業界新聞や、会報誌、PTA新聞など数多くの新聞に携わっています。
文字には責任を持ったこだわりがあり
残るという責任があります。
あらゆる観点での内容のチェックの校閲があるのはその理由です。
先代が活字が好きで創業した「丸和印刷」。
今は「印刷」という屋号を取ってしまいましたが、相変わらず文字を大切にしてきた社風は同じ。
そのこだわりは半端ありません。だって社員ブログもこんなお題があるし。
文字を大切にしたい方、
本という形で思いをしっかり残したい方、
お困りでしたらいつでも相談ください。自費出版アドバイザーの私や社員がお相手します。
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