民間の就活サイトでは「内定辞退予測の情報提供」をしていたそうです。なんでも選考の辞退の可能性を5段階で判定し企業に提供していたとか。
関係サイトの閲覧データを基にした判定となっており、そのデータを有償で提供就活サイトのサービスとして提供。企業側には「内定辞退率が高そうだから採用しない」と言った合否判定を行わないようにと同意書にサインをもらっていたと言います。
この記事を読んで思うのですが、サインをもらっていたとしても、有償であれば結果合否判定に使っていくのは当然だと思うのです。
どの会社もおそらく性格検査や職業適性検査のようなものを実施しています。当然その結果を参考にして選考の絞り込みをしていきます。それと何ら変わらないのではないでしょうか。結果今回もこのサービスは休止となりました。
これにより、将来は沢山の仕事がなくなっていくとも言われています。一方で今回のように正しいアルゴリズムでなかったとしたら、道具がよくてもかえって信頼をなくしてしまう場合も多いのではないかと思います。
なにかとコミュニケーション力がより求められる時代となりました。ソフトの発達は、数値化や過去の経験で紐解いた知識を手にする時間がはやくなりましたが、それだけでは正しい関係性を結べない時代にもなったと思います。
道具が便利になる程、安易にその道具を使って効率を優先し、手間暇を惜しむ傾向がこのところ多いなと思います。
日々の仕事上でお客様から褒めていただく内容をよく整理すると、メールの返信の文章ややちょっとした電話での気遣いなどひと手間かけたものに対する評価が高い気がします。
ソフトに頼ったとしても結局判断するのは人。手数が減るから楽になると言うことは手間暇をかける事で見えてくる人の機微などを見落としてしまうのではないかと思います。
弊社はそんなに沢山の人を採用するわけではありません。だからこそ、一人一人を大切にしたいなと思っています。
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