この赤の色が違う
なんの話かと言いますと、弊社のクライアントさんから依頼された駅弁を包む包装紙の列車の写真の色合い。鉄ちゃんの中には駅弁の包装紙を収集している人がいます。
実は何を隠そう私も鉄道ファン。要は鉄ちゃんです。昔は鉄道の図面集を購入してそこに書かれている実寸から割り出してHOゲージの模型を作っていた時期があります。
HOゲージとは線路は幅が16ミリ。今は家が小さくなり線路の幅も9ミリというNゲージが主流です。
先の話に戻りますが、納品前には私どもの依頼者であるクライアントさんには合格点をいただきました。
当然最終クライアントであるお客様のゴーサインは出るとばかり思っていたのですが、冒頭にある言葉通りのジャッジが下ることに。ただ最終クライアントさんからは
僕はいいんですが…申し訳ない 😥
と言われたそうです。
申し訳ない
そうなんです。このダメ出しは最後に弁当を買われるお客様からの苦情を代弁したものなんです。
駅弁を購入する理由は、お腹が空いたという実にシンプルな理由だけではなく、今回のように弁当を包んでいる包装紙が目当ての方もいます。
半世紀にわたる人気の駅弁 鳥取の駅弁といえば「元祖 かに寿し」
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そうした方にとって電車の色が違うという理由はある意味では絶対に許せない要因だということ。
一般的にお客様の期待に沿うことが商売の必須だと言います。しかしそのお客様の要望は限りなく個人差が大きいものだとも思うのです。
だから決して妥協してはいけないのがこうした思いの強い方たちの声なんだと改めてそう感じています。
一方で
僕がOKしましたからかかった費用は請求してくださいね 🙂
と言われるクライアントさん。
お客様も無理なことを言っていることを自覚し、それを受けて自分もその無理を代弁している
そうしたことをわかってくださるクライアントさんは本当に大切ないといけないと思った今回の電車の色でした。
ちなみにこの電車ですが僕が大好きな列車です。クリーム色に赤のライン。自身が昔鉄道模型を作った最初の一号機。思い出深い車両だけにこだわりを絶対に実現したいと改めて感じた時間です。
こんな思いは鉄道に興味のないものにとっては意味ないですけどね。弊社の営業担当も工務も不思議な顔をしていました。そういう世界があるんです。と思うとこだわりのあるお客様の心情ってなんとなく分かりますよね。
鉄道ファンならずとも有名なドクターイエロー
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