実は今年は大学生からのインターンシップが激減しました。昨年までは多くの大学から依頼があり、受け入れる学生の数に限界があり断っていたほどでした。
ところが今年は問い合わせもわずかとなり激減したのです 😯 。
もちろん会社の本音としてはインターンシップの受け入れは仕事を止めてしまうことにもなり、決して生産的には良い状況ではありません。生産性を考えると受け入れはリスクばかりです。
それでも十数年以上受け入れてきました。中小企業としてはかなり早い方だったと思います。その理由はカッコよくいえば社会貢献。これは自身が教員だったことも大きく影響しています。
そしてもう1つは社員のため。やはり自分たちの仕事を見てもらえるのはモチベーションが上がります。そして教えることを通して自己研鑽にもなります。次世代の若者を会社全体で受け入れることを使命としてやってきました。
印刷機にも直接触れてもらっています。
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ところが、インターンシップも民間の就活サイトがサービスを始め、ワンデーという企業研究と称した就活目的に様変わりをしていると言います。ここには新卒を確保したいという企業側の事情が色濃く反映しています。
現実に2021年卒業の学生以降は「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」のルールを撤廃と経団連会長が発表。結局学業への影響や混乱を防ぐという意図もあり、当面は現行のスケジュール維持となりそうです。
インターンシップ関連のサイトでは
大学1・2年生のうちからインターンシップに参加して、就活で有利になるような過ごし方をしておくことがオススメです。インターンからそのまま内定をもらうというパターンもありますし、そうでなくても就活でアピールできるようなスキルをつけながらアルバイトのようにお小遣いを稼ぐことができたりします。
インターンシップの大半は選考目的だという論調を目にし大学入学早々からとなると学業はどうなるの???という感じです。社員とともに長く真面目にやってきたものにとってはなんともやり切れません。なんだかなぁと思うのが率直な感想です。
昨今では学生に対して企業がプレゼンをする光景もあるといいます。「媚びを売る」なんていうと語弊がありましが、社会で働くのはそれなりの責任を伴います。決してバイトとは違うものが…。勘違いする学生、企業選びを軽んじる学生が増えないことを祈ります。
これからもインターンシップは真面目に受け入れていくつもりです。社員も学生も共に学ぶ共育の一環として。そんな姿勢が間違いなく評価されると信じて。正しい経営、真面目な経営が小さな会社の持ち味ですから。
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