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フロー経営

気がつけば当社もそろそろ期末。経営計画を策定するための準備がスタートします。先日までは委員会発表の準備、そしてこれからしばらく部署、幹部ごとに今期の反省と来期の目標の立案をする時間が必要になります。
一年を通じて当社の場合何らかの動きがいつもあります。「忙しいですね」とよく言われますし、また「社員の方から不満は出ませんか…」という質問もいただきます。「喜んで」社員が前向きに動いているとはもちろん思っていません。業務だけやっていれば楽に決まっています。それだけに社員に感謝です。
当社には品質、環境、情報のISOとGPマークというグリーン購入法に即した印刷工場として承認されているマーク、そして名古屋市のエコ事業所、FSC認証制度など数多くの認証取得をしています。取得にかかった労力、そして費用等を考えた場合目に見える費用対効果があったのかと言われると正直疑問です。
しかし…この取得が無かったら、そして委員会活動を実施していなかったら、当社が他社に誇るものはとりたてて何もなかったと思います。つまり独自性は当社の中で無かったように感じています。当社の場合、特別な設備を持たず、また世間的に認知されるような特殊な販路もありません。
しかしこうした活動のおかげでささやかですが、注目をいただけるようになりました。いま誇れるのは「社員力」です。いまは社員が自ら動き、そして発信をしないと企業のトップの力技では会社をリードできない時代です。一方で一昔もてはやされた成果主義が昨今ことごとく失敗いているという話を聞きます。そもそも「他人を思いやる」日本人にはそぐわない考え方とも言われてきました。
「フロー経営」という言葉をご存知でしょうか。「日本で一番大切にしたい会社2」で取り上げられているネッツトヨタ南四国は自動車ディーラーとしては異例の定着率、そして顧客満足でも群を抜く高さです。人財を集め社員が生き生きと働ける仕組みを作っています。この経営がフロー経営と言われています。
フロー経営の具体的な中身をまだ十分理解していませんが、ひとつ言える事は社員力そのものだという事。「ポストホリエモン」と言われ、数字を追いかけていては決してできないこの経営。社員を信頼し「一緒」懸命に共に歩んでいきたいと思っています。そのためには社員を巻き込むだけではない、後押しをするといった違った形のリーダーシップが必要です。フロー経営・・・私の中では今旬です。といってもよく分かってないので、経営計画策定と共に、ちょっと紐解いてみたいと思っています。


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