よく社員との会話で
😥 社長そんなに簡単に言うけど大変なんですよ。
とよく言われます。
僕がこの会社で最初担当したのは製版という作業。その中で地紋や網掛けというタイトル周りの処理が自分の担当でした。今なら簡単にパソコンでできてしまうんですが。
当時ある業界の新聞をやっていたこともあり、一日置きにこの作業が発生していました。特に年末などの繁忙期には予定を無視して営業部長や当時の社長(先代)が予定外の新たな業務を依頼したり、「こんなの簡単だろう…」って言ってきたものです。
そんな時に僕が思わず発していたのは冒頭の
😡 そんなに簡単にいうけど大変なんだ
という言葉です。それをいうとよく先代に叱られました。
👿 そんなことはわかっている!
とね。当時はわかってないじゃんと思って腹を立てていた僕ですが、時が経ち立場が変わるとやはりその叱られた意味がわかる気がします。
担当業務を請け負う者にとっては、自身の仕事の隅々まで知っているだけに「その仕事のことの大変さ」がどうしてもクローズアップしてしまいます。
しかし自分の仕事ではない他の部署の仕事はそんなに大変には映らないと思うことはありませんか。もちろん大変なんですが、そこまでクローズアップしないというか。
入社当時、印刷オペレーターで大変腕のいい社員がいました。そのオペレーターは自身の仕事に誇りを持つ一方でどの部署よりも「この部署が会社を支えている」という自負がありました。
自負だけなら良いんですが、それがわがままとなり、他部署の社員からも不満が出て結局営業の意向も無視することまで。さすがに「みんなの部署だって同じだ」と意見すると
😡 それならやってみろ
と言われて
👿 やらないからあなたに頼んでるんでしょ
とのやりとり。結局その社員は辞めてしまいました。そこからマルワはしばらく大変だったんですが…(汗)
どの部署もどんな仕事も大変なことは分かっているわけで、しかし部署の仕事の重みに大小はなくて。
それでも大変が分かった上で改善や新たな事をしていくのが会社なんだと思っています。ある意味
挑戦する心意気
ってやつでしょうか。
多分これから今まで以上にそのマインドは求められると思っています。現状維持が大きなリスクを抱えることになりますから。
大変という言葉は思考停止を作る言葉。この言葉を使った途端思い切った行動ができなくなる
それを当時の先代は言いたかったのだろうと今は思えます。経営というより当時は目先ばかりに目がいっていたのだと…。進化に「楽勝」はないですから 😉
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