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「抱えている問題が特別なことではない」を知る

社員教育

会社見学では社長さんだけではなく、社員さんと来社される方も何人かいます。こういう場合のオフィスツアー後の社員さん同士の掛け合いが実に面白いなと思っていつも聞いています。

社長も問題意識を持った社員を同行させていると思うので色々な質問が飛び交います。

 ➡ 伝票の回し方

 ➡ コミュニケーションの取り方

 ➡ 部署間の連携

等々。で面白いリアクションは

 😉 やっぱり同じか

という言葉。

■先日来社された福井県のホーコーズさん

例えば生産管理システムの話題に及んだ際にそこで起こる様々な不具合。そうした課題を持った質問があるのですが返ってくる答えが同じ課題。要は社内で発生する課題は業種が違っても結局同じことなんだと思っています。

 😕 じゃあ、見学しても意味がないんじゃないか?

という声が聞こえてきそうですが、それは違うとも思うのです。

課題が共通ということを再認識するというのは、自分たちの抱えている問題が特別なことではないということを知ることにあります。

かなり以前の事ですが、会社で発生するいろんな課題に我慢ができず退社した社員がいました。まだ僕が入社して日が浅い頃ですから、今から30年も近くも前のことです。その時にその社員に伝えたのは

 😥 その問題はうちだけのことではないという事。

 😥 どこに行っても同じだよ

という言葉。それでも結果退社されてしまった苦い経験があります。もう少しその時に他社を見に行くということをしていればそんなことは起こらなかったかもしれません。とはいえ

 😕 どこも同じなんだ

で済ませてもいけません。見学に行くというのは、帰ってから必ず会社内になにかのリアクションをすることでもあります。

 ➡ 掲示物を工夫する

 ➡ コミュニケーションの取り方を真似てみる

 ➡ 参考になることをパクって取り入れてみる

そんなアクションが必要だろうと。その行動が結局会社を空けた際にそれを支える残った社員へのお土産だと思っています。

社長の見る視点と社員の見る視点は同じオフィスツアーをしていても違います。社長が気づかない改善のヒントを社員の立場ならわかるかもしれません。だから他社を見に行くのはとっても大切なことだと思っています。もちろん冒頭の「社だけじゃない」ことを知る事も含めて。

■先日お邪魔した岐阜県恵那市のナカヤマさん


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