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センスがないから計画書を作ってます。

社長の仕事

経営計画なんて立てない。

という経営者がいます。僕のお師匠さんとなる経営者もそのお一人。自身の感覚で経営をされています。そしてちゃんと業績を伸ばしてみえます。一方、僕がこの会社に戻ってまず始めたのは経営計画のセミナーにいくつも通ったことです。

教職は年度末に反省をし、年度始めに「学校経営案」というものを策定します。この経営案にはその年度の方針が「努力点」という表現で書かれ、「校務分掌」というタイトルで組織図が書かれています。

経営案を作ることに特段違和感はありませんでした。もっというと毎年作っているのでこれが当たり前だと思って経営をしてきました。

計画書をなぜ作るか?

それは自分自身の振り返りと一年間の棚卸の時間だと思っています。冒頭にあるように計画書を作らなくてもしっかりと経営されている社長さんは、頭の中にそれが入っており、ロジカルに次の手を打てるセンスがあるのだと思います。

こうした社長さんに共通するのは臭覚。動物的な感というかそういうものが備わっているのだと思います。時代を読むのが実にお話をしていても上手い。こういう人たちは計画書が頭に入っているので無理に文章化する必要がないのだと思います。

さて弊社は計画書の多くを社員の手で書く部分を毎年増やしています。

若い時は自分の思いを文字にして時にはページ数の多い計画書が出来上がっていましたが、今から思うとこれは只の自己満足。やはり自身に振り返りや棚卸しが必要なように、社員にもそれが必要だと思うようになりその記載範囲を広げています。

さてただいま計画書作りをしていますが、今年は前倒しでやっていますので慌たゞし6月。忘れてはいけないのは作るのが目的ではなく、

 ➡ 会社をよくしていくため

 ➡ 社員と共有していくため

が目的で、そのために

 ➡ 共通理解していくため

だと感じています。計画書を作ったから業績が上がるのか?もちろんそれに越したことはないですが、残念ながらそんな甘くはありません。ただ先の臭覚のない自分にはこうした計画書づくりがなかったら今の会社の状況もなかったのかなと思います。

それにしても計画書を作るターンが短く感じるようになりました。時のたつのがはやく感じる年代になってきました。だから大切に時間をかけたいと強く感じています。

昨年完成したと思ったらもう一年近く経過しました 😉 

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