教え子が保育園を開園し、そこの評議員を頼まれたこともあり、先日理事会にお邪魔してきました。お披露目の時には新築のにおいがした園内も子供達が走り回りすっかり馴染んでいる印象でした。
春日井市のマ・メール保育園
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓元々頭のいい彼が今時の経営手法で理事長を務める保育園。事務処理は全てIT化され、保育に集中できる環境づくりをしています。
通常4月、5月は子供達が生活に慣れる環境づくりで日々大変な毎日。特にここは0歳児から3歳児までを預かる保育所にも関わらず、4月のスタートから近くの公園に毎日出かけ、伸び伸びとした保育ができているそうです。これもこうした事務処理の効率化をしているからだと思います。
こういう風景を見るとほかの保育園も簡単にできそうなんですが、意外にここまでやっているところは少なく、視察に訪れる他の園の関係者は驚かれるとか。それだけ今までの仕事のやり方を変えることが大きなハードルなんだと改めて思います。
ところでそんな効率的な経営をされている中でアナログの見える化をしていることがありました。
写真は毎日子供達がどんな活動をしているかを紹介するパネルです。活動の様子を写真にしてそこにメッセージを書いてロビーに並べていく。これを毎日続けているそうです。
通常はこの部分はデジタル化してスマホなどで見られるようにしている園がほとんどだそうですが、この部分をアナログにしているそうです。父兄の方はお迎えの時に立ち止まってこの部分はパネルを見て帰っていかれるとか。
手書きの温かさや、忙しい中にもこうした細かなことをする先生たちの苦労や思いが伝わるなぁと感じ、デジタルにしていいところと、アナログにしていいところがあらためてあるなと思います。
AIの時代になると言われて、AIに使われる時代が来ると言われています。見える化はデジタルの得意な分野でもありますが、人の感性に訴えるものはこうしたアナログな部分ではないかなとパネル一枚一枚の中の子供達の笑顔の写真を見ながら感じた次第です。
我々印刷の仕事は紙媒体が主体です。これから益々電子化がますます進んでいくと思いますが、電子化だけでは解決しない、伝わらないものがあるのではないかなと。そんなことを感じさせる心温まる手書きのパネルでした。アナログの見える化は我々だけができる大切な発信です。
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