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松谷竜二郎さん

野村ID野球を封じた元ジャイアンツの投手が年商40億の社長に…この見出しに目がいきました。この人90年代に活躍をした松谷竜二郎さん、野村ID野球を封じてヤクルトキラーと言われたそうです。(・・・実は私にはトンと記憶がありません)
この人がいま建設会社の社長を務め、社員50人、職人50人とその家族を預かる企業のトップとして活躍をしているそうです。職人は一番若い世代で15歳から、そして35歳を過ぎると体力的にきつくなるという事で、一線をひいて配置転換をするといいますから、野球の世界とよく似ています。
経営理念は「人が人を育てる人間企業」。「人を楽しませるのも悲しませるのも人。すべて人とのかかわりなので、しっかりした人をつくれば会社はよくなります。」と松谷社長。こうした成功があるのも球界一厳しい読売巨人軍でプレーした事が大きな糧になっていると言います。
野球の世界から身をひいてサラリーマンで成功する人は少ないと言います。その理由はやはり「プライド」。確かに一流の世界に身を置き、給料が安い控えと言っても一般サラリーマンとは雲泥の差があるプロの世界。
松谷さんが成功したのは巨人から移籍し引退を迎えた近鉄での二軍生活があったからだと言います。「ゴミ扱い」という表現をしていましたが、この不遇の時代を経験することでつまらないプライドに気づき、不遇の時代を経験したことが末端の社員の気持ちも感じ取ることができ、「人」を中心に理念を持っているのだと思います。
将来は引退した選手の受け皿になるような企業を作りたいと松谷さん。選手としては結果を残せなくても、野球会を引退した後まで考えると一番の成功者だと思います。そして人生というのは結局長い目で見た時に初めて評価をもらえるのだと感じます。
同じ経営者である私は後継者。松谷さんのようにサラリーマンから這い上がっていく叩き上げには到底及びません。常々起業家のバイタリティーには尊敬の念を持っている私です。
厳しいいまの時代、決して月並みですが、つまらない雑念、プライドを捨ててひたすら前を向いて進み続ける…そんな当たり前の気持ちを再度呼び覚ましてくれた記事です。


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