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バックキャスティングで経営計画を作る

社長の仕事

経営計画を作成している真っ最中という事は先日もブログに書きました。で、その中でSDGsを意識して2030年ならあるべき姿を想定して作っていると書いたんですが、これが意外に苦労をしています。

マルワの場合は、毎年ISOの運用によって内部監査をし、問題点や課題についての指摘事項を抽出しその上でマネージメントレビュー。それを元にして新たな計画を立てています。

言葉は難しい感じですが、今期の反省点を出して、それを元に改善するために来季の目標設定をするというよくある計画策定の手順です。これを何年間も続けてきました。

今回、冒頭の通り2030年の

 ➡ あったらいいな

 ➡ あればいいな

 ➡ こうなっていなければいけないな

を想像して、それを具体的な形でまずは目標設定します。それを元にして「バックキャスティング」で計画の立案をしていくことを考えています。

ちなみにバックキャスティングとは、未来を予測する際、目標となるような状態を想定し、そこを起点に現在を振り返って今何をすべきかを考える方法で、いわば未来からの発想法の事です。

ところがこれが意外に苦戦をしています。仮に10年後のあるべき姿を想定できたとしても、バックキャスティングで来年の目標が具体的に出てこないのです。それはなぜか。

実は経営計画の立案そのもののやり方が「ふりかえり」という過去を起点にしていたといた事に気づいたのです。せっかく先々の未来を描けて会社の進むべき方向ができたとしても、それを目指す目標設定に過去が邪魔をしてしまうのです。

逆に言ってしまえば、振り返りを元に計画を立てるのは指示をしなくても社員目線でかけてしまうことに他なりません。

トップの役目はバックキャスティングした事を書いて社長方針とすることにあります。そこに振り返りが邪魔をしてはいけません。結局書いている内容は過去の延長上にあるものばかりが言葉に出ていまいなかなか筆が進みませんでした。

振り返りをするのはとっても大切なことですし、そのために計画書を作るわけですが、長く染み付いた癖でしようか? その振り返りがいつもの課題の延長上を書くことになってしまっていることを実感しています。

みらい創造は言葉で理解していてもこれを具現化するのは、そう簡単でない事に気が付いた今回の挑戦。だからやる意味があるなと感じてトライ中です。皆さんも一度トライされてはどうでしょうか。案外難しいですよ。


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