先日名古屋商工会議所の部会で働き方改革の中小企業の事例として登壇させていただく機会がありました。
働き方改革
この言葉を耳にしない日はありません。時短だ、フレックスだ、いろんな言葉が飛び交ってこの改革について多くの発信がなされています。
さて、私の前に大企業の事例として登壇された会社さんは上場企業。社員数も4000人を超える会社さん。でも健康経営をはじめ転勤先のご家族の働き先の紹介などきめ細やかな対応をされています。
大きな組織にもかかわらず、働く人に寄り添う思いが伝わってくる取り組みは、中小企業こそ見習わなくては行けない仕組みでした。と言っても大きいからシステム的にできる部分はあるんですが。
ところで中小企業の弊社は仕組みで話をすると間違いなく見劣りします。ということで伝えたのは、働き方改革という内容より
働く環境づくり
改革というのは今までの経営システムの見直しを指します。しかし、30人程度の規模であれば社員一人ひとりの顔をこの目で見ることができます。改革というよりは社員の声なき声を表情などから読み取れることだと思っています。
僕自身が今回強調したのは働きがい。「仕事のやりがいづくり」が伝えたかったメッセージです。
たまたまですが、この週初めに大学生に中小企業の魅力と称して話をする時間がありましたが、そこでもこの「やりがい」の話をさせていただきました。
大きな会社は知名度もあり、その会社に所属しているだけでその知名度でモチベーションのベースを作ることができます。
しかし、ネーミングも乏しい中小企業は普通にやっていてはそこに帰属する意義やモチベーションを持つのはハードルが高いと思うのです。
従って彼ら自身の働く姿を外部の人が認めている場づくりが必要ではないかと。その場を作ることでやりがいに繋げられるのだと考えています。
こうした考えに至って始めたのが、ご存知の会社見学。外部の方に来ていただいて
だと思っています。
先週も名古屋市立大学の学生さんたちが来社
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社員も説明に熱が入ります
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お陰様で仕事に対する姿勢は変わりました。人には承認欲求があります。自身の仕事を人に伝えて認められるのはこの欲求にズバリ当てはまります。委員会発表の場作りも全て外部の人に見ていただくのが目的。たしかに社員は忙しく大変です。でも、こうした取り組みが
➡ 自分たちの向上につながること
➡ モチベーションに繋がること
➡ 会社のブランディングになること
の実感があるから全社でやれていると思っています。
中小企業ができるシステム的な改革は限度があります。全員の目が届く範囲でシステム化したところであまり意味がないとさえ僕は感じています。我々のような全部か見渡せる会社は場作りだと思っています。
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