以前この会社に入った頃に最初に手がけたのは社内で社員教育をすることでした。当時中小企業にありがちだったのは入社したらすぐに仕事をさせてしまう風潮。正直なところ弊社もかつてそうでした。
当時先代が所属していた会の合同入社式には参加していましたが、新社会人として実感するのはそれだけ。結局会社に戻って何も教育がないまま、翌日から見よう見真似で仕事をさせていたように感じます。
そんなこともあり、社内でカリキュラムを作り、社員が交代で教育を進める取り組みをスタートしたのです。しかしながらその気持ちとは裏腹に当時は一日、一週間でやめてしまう社員が続出。社員からは
😡 そういうことをするから辞めるのだ
とか
🙁 教育したところで大して効果がないじゃないか
という厳しい意見まで。冷静に考えれば辞めることと教育はなんら関係ないですし、教育をしたからすぐに人が変わるなんてことはありません。でも当時は新しいことをやって結果が出ないと
👿 やっても無駄
というマイナスの意見が多かったのは事実です。
このところ、いろんな場所でお話をさせていただく機会があるのは今のマルワを評価していただく結果だと受け止めています。でもその裏でたくさんの失敗を繰り返してきました。多分失敗がほとんどだと思います。
考えたことがそのままうまく行くわけがありません。うまくいかないことの方が多いからその改良を重ねて今があるのだと思います。
評価というと減点主義になりがちです。組織が大きくなるほどふるいにかけた方が評価者は楽だからです。しかしながら、これからの時代は減点ではなく加点を意識しないといけないと思っています。
決して減点を全て否定しているわけではなく、マイナスを指摘することは誰でもできるからです。加点を心がけてようやくフィフティーフィフティーになるのではないでしょうか。一方で
仕事を楽しむ
最近そうした言葉をよく耳にします。そこに至るのはやはり失敗の繰り返しがあるからだとも思います。失敗があるから成功の際の喜びが大きいのだと感じています。
先週から採用選考が解禁となりました。現実には半数以上は既に内定と言われていますが、これから社会に出る人、また若い人たち、いやいや社会人として長い人
失敗を恐れずトライしてほしい
と思います。何をやったところで批判はつきものですから。勇気をもって一歩踏み出した人にチャンスがある時代ですから。
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