メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)の活動を長くしている。昨日も業界の新人研修でMUDの講義をさせてもらう機会をいただいた。ワークショップでのフレッシュマンの皆さんの思考はとっても新鮮だ。
人には味覚や感覚に個人差があるように、色の見え方になんらかの不自由さを感じる人「色覚障がい者」が男性の20人に一人いるという。また小さい文字がだんだんと見にくくなっている年齢層を仮に65歳以上としたら人口の4人に一人。加えて海外からの外国人観光客は4000万人に迫ろうとしている。
「情報のバリアフリー」と言われるように、誰でも伝わるためにのサイン計画や文字の使い方の配慮をメディア・ユニバーサルデザイン(MUD)という。
さてこのMUDに関わるようになってかれこれ15年が経過した。お陰でこの地方ではMUDといえばマルワと言っていただけるようになった。ただこういう事を根付かせていく為にはやはり時間がかかる。
➡ 定期的にお客様にMUDの考え方の資料を作成して配ったり
➡ MUDの協会に入って普及の活動に汗を書いたり
➡ コンペティションに参加して作品応募に関わったり
つまりこちらからアクションをし続けていくことがまずはベースだと思う。
マルワの笑ルームにあるMUD関連の掲示物
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MUD3級の資格もパディーさんも含めほぼ全社員が取得している。しかしお分かりの通り資格を取っただけでは何も起こらない。資格を取ったという事実だけである。取得したからには
🙂 取得した事実を発信し
😉 その取得がお客様に対してどんなメリットがあるかを知らせて
😮 そのメリットをお客様が理解して
ようやく使っていただけるのだ。書いてしまえばごくごく当たり前の事だけど、これがなかなか実践しても成果として出しにくい。それでもめげずに地道にここまでやっている。
😉 だから弊社はすごいでしょ!
ではない。ここまでしつこくやっていてもそれでも認知はごくわずか。圧倒的なブランディングまで至ってはいない。
それだけ普及するには時間がかかり、いくら必要だとこちらが理解してもなかなか効果的に伝わる発信はハードルが高い。だから「どうやったら伝わるのか?」そればかり日々悩んでいる。
長くやっているだけがベストではないけど、絶対に社会に必要とされる考え方がMUD。必要と認知されるまでとにかく辛抱強く発信である。その道のりはまだまだ先だ。その先にある先行者利益を信じて。
ユニバーサルデザインすごろくを小学生の皆さんに楽しんでもらいました
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