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相矛盾を実現することが働き方改革の実現だ

仕事観

働くことに対する価値観は今の若い人のほうがシビア

細かな言葉のやり取りはともかく、そんなことを改めて感じたのは次世代とのやりとりで感じたことだ。

前職は子会社とはいえ親会社があれよあれよと東証一部の上場企業に成長。会社が発展していく中で仕事の成果に対する要求も厳しい中に身を置いて7年半過ごしてきた。

社会人として働く責任感はしっかりと叩き込まれているようで、社会人となったからには

 ➡ 自身が求められていること

 ➡ 自身が決めたこと

に対する評価の考え方は実にシビアだなと感じている。

実にシビア?

つまり職責に対する評価は公平であるべきだという事。そして次なるステップを受け止めていくこと、その立場に安住しない姿勢が評価を上げていく要因になるという考え方である。

別に当たり前なんだけど、今まで主体的にと称してなるべく個人の成果を尊重してきた。平成の初めにあったCMの「24時間働けますか?」なんてはるかな昔であり、今はそういう言葉を出すことさえタブーだ。

「働き方改革」は働く人に優しく経営者には厳しい時代になったと思うことが多い。

ただ働き方改革のもう一つの側面は、仕事の仕方の見直しをして不要なものはやめ、必要なものは効率よく進めていく改善活動でもある。

確かにその通りだと思う。働く時間だけを取り上げてしまったら仕事の積み残しが出てしまい、結果業績も下がってしまうのは自明の理だ。これからは

働く時間は短く一方で成果もシビアに求められる

ことになる。相矛盾するような感じだが、実はそれを実現しないと本当の意味での働き方改革の実現ではない。

今まで「積み残しても良かったもの(表現はともかく)」が、これから仕事の成果そのものが求められると思う。しかしながら全員が仕事の成果を上げられるのかというと現実は決してそうではない。

人には得て不得手がある。よく適材適所という言葉を耳にするが、これからはその適材適所を、腹をくくって推進していかないといけない時代がやってきたのだ。

与えられた仕事で成果を出すのは当然であり、むしろ与えられるだけではなく、自分でやりたいと宣言し責任を持ってやっていく主体性がこれからはより求められると感じている。

誰もが一生懸命やっている。しかしそれを評価するのは第三者であることも事実だ。先の

 ➡ 自身が求められていること

 ➡ 自身が決めたこと

以上に評価はシビアになっていく。

忘れてはいけないのは、働き方改革で最も思考の改革をしないといけないのは我々経営者の意識かもしれない。長く経営に身を置いているからこそ、若い人たちの感性をないがしろにできない。


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