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「言うは易く行うは難し」を教えられる

仕事観

立場が変わると如何に自分が口だけで他人事かということに気付かされた 😥 

たまにここで登場するかつて弊社に勤めていた社員の言葉だ。先日久しぶりに会いたいと電話があり来社。このたび営業部長に昇進したと報告があった。いよいよ三代目の社長を支えたこれから会社を支える立場になったということだ。

地元では老舗の中堅の印刷会社。地方は大変だというけど、僕から見るとお客様にも恵まれて良い仕事をたくさん持っている会社だ。

とはいえ、印刷産業の未来は明るいわけではない。彼の会社もお客様の依存度に偏りがあり、安閑とはしていられないようだ。今回の訪問は先の報告に加え、会社の置かれた状況に対する打開策の相談だ。

自社はともかく、他社のことはなぜがよく分かる。おそらく色んなしがらみがないから、冷静に見えるだと思い、一通りアドバイスをさせてもらった。

 ➡ 今のお客様に持っていく提案

 :arrow:社内的にしなくてはならないアクション

 :arrow:地域一番点になるために手を打つこと。

そして最後に一言。

 😉 今までもいろんなことをアドバイスしてきたけど、行動してる?

その問いに対しての答えが、冒頭の言葉だ。

下にいると、あれこれと文句は言える。あーでもない、こーでもないと好き勝手に言える。そしてやらなくてはと思いながらも自身は先送りしてきた。いざ自分がその立場に立つと如何に何もやっていないか。言動が他人事か。第三者的意見か。そんな事を思い知らされた。

と。だから今回はまずアクションして部下の人たちにその姿勢を感じてもらうと話していた。

よく「誰でもコンサルタントになれる」という。それは評論できるからだ。自分がやるんではなく、こうしたらどう?と言って済む事だからだ。でも本当に大変なのは、行動する最初の一歩だと思う。この一歩を踏み出すか否かが大きな分かれ目だと感じている。

他人の事は本当によく分かる。他社のことは冷静に分析できる。そして多くの助言をしながら一方で自分はどこまでやれているのだろうか?と自戒した時間でもあった。

言うは易く行うは難し

とはまさにこの事だ。


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