一昨日のNHKでは「就活応援TV」という番組があり、企業の採用担当者、就活を迎える学生さんを交えた意見交換の番組も企画。真面目に就活をのぞむ学生さんの意見は聞いていて参考になった。
いよいよ就活がスタートした。と言っても弊社のような会社では実感が湧かないし昨今の売り手市場では今から走ったところで今からスタートしても無駄な抵抗だと理解している。
すでに内定が決まっている学生もいるようだし、就職協定なんて全く形骸化し益々中小企業の新卒採用はハードルがよりアップだ。
大きく新聞にもこうして見出しが…
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ところでニュースを見ていたら、最近の就活の試験は筆記が増えたという。それも正解を書き込むのではなく、自分の考えを書き込むというものだ。例えば
東京オリンピックパラリンピック開催で社会や経済に及ぼす影響を述べよ
みたいな。たしかに画一的な正解を書き込むことよりも、質問に対してどう思考を膨らませていくかという点では有効だと思う。
加えてAI化が取りざたされる今の時代には自身の考えをしっかりと述べるスキルは不可欠だと僕も感じている。一方で率直に思うことがある。それは・・・
🙁 果たして試験を受ける全ての人の回答に採用担当者は目を通すだろうか
もちろん先の番組では担当者が「丁寧に目を通します」と言っていた。公の場では当然の回答だと思うけど、現実にはちゃんと読んでくれる就活生の論文は限られると思う。
まずはやっぱり学歴かな。
履歴書を見ない会社が増えてきたというが、実際には多くの会社はまだ学歴で足切りをしているのが現実ではないかと思う。というのは…
知り合いのご子息の話では、「僕の学歴でいま就活生だったら自分の会社は入れない」と口にしていたそうだ。そのご子息の会社は上場し年々大きく成長している会社で、昨今の就活希望者は、まず書類選考では大学名で選別されるからだそうだ。
もう一つは、えっ、と思うかもしれないけど字が綺麗かどうか。
これは自身が教職にいた時の経験による。字が綺麗な子の方が作文を読んでいても何となくうまく見えるのだ。そんなこと言ったら身も蓋もないけど現実にそれはある。
従ってせっかくいい文章だったとしても悪筆ではそこで撥ねられてしまうのではないかと思うわけ。
将来を見据えて企業は優秀な人材獲得に躍起であの手この手で選別を試みている。一方で中小企業は「人を確保」で躍起だ。
弊社のような中小企業は見向きもされないと拗ねている 😉 わけではない。売り手市場のいまは採用ありきで頭数を確保・・・的なイメージを僕は持っている。そしてそれは異常であり、悲劇だなと。
本当に大切なのは入ってからだ。大切な次世代を担う若者を、ちゃんと立派な社会人として育てることだと思う。結果ミスマッチにより明日を担う若い人材を潰してしまいかねないからだ。
弊社は例年通り地道に活動をして、弊社の良さを理解してくれる学生さんとの出会いを期待。「そんなんで学生は来ない!!!」と言われそうだけど、今までそれで採用してきたんで。
綺麗ごと!?いいじゃぁないですか。それで採用できれば。と言いつつ毎年新卒と出会えるか、冷や冷やなんですが。
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