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青の奇跡

「青の奇跡」…現地ドイツではこう呼ばれているそうです。なでしこジャパンが世界の頂点になり日本中が大盛り上がりでした。私も後半から起床して試合の様子を見ていましたが、二回先制されての同点劇、さすがにPK戦はやる前から日本の優勝の予感がしていました。
サッカーは素人の私でもひとつだけ言える事は相手よりもよく走っていたこと。決勝リーグに入って相手の体格は全て向こうが上、背の高さのハンディーはサッカーをやるには不利であるこは間違いありません。
そんな中での彼女たちのボールへの執念は並大抵ではない事が見ている我々にも伝わってきました。「あきらめない」という言葉がこれほど具体的に感じた事はないと思っています。押され気味の試合もボール占有率は53%といいます。
あきらめない…よくスポーツの場合に使われる言葉です。白黒はっきりとし、時間も決められている状況ではこのあきらめないというキーワードは伝わりやすく理解されやすいように感じます。そして今回の彼女たちもその思いが少しだけ米国より勝っていたということでしょうか。
ビジネスの場合ではどうでしょうか。事業はエンドレス、ましてや白黒がつくのはずっと先、もしくは気が付けば評価されている…という状況。スポーツの考えをそのままビジネスに取り入れていくことは無茶かもしれません。しかし「あきらめない」というキーワードと、その後ろ盾となる「モチベーション」という観点からみれば参考にすべき点が多いと感じます。
今回の彼女たちの維持し続けたモチベーションを如何に日々の企業経営に使っていくか…。私なりの解釈ですが、司令塔、リーダーのモチベーションの高さとそれがベースとなっての部下との信頼ではないでしょうか。
PK戦では澤穂希選手の蹴る順序は10番目だったそうです。PKが苦手な彼女のたっての願いだったとか。しかし「今まで十分に貢献したから…」との監督の一声で他のメンバーも快く応じたそうです。キャプテンであり豊富な経験そして何よりも後輩の選手たちとの信頼関係が今回の「青の奇跡」を演出したということですね。
一般的に女性のチームワークは難しいといいますが、今回の澤選手の統率力は経営者としても充電に話を聞けると思っています。ひょっとすると…いや必ず・・・本出ますよ。澤選手の「現場のリーダーシップ」なんて名前で…。いや「青の奇跡」がいいな、やっぱり。


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