今年に入って紙そして材料や物流コストなど相次ぐ値上げが続き、経費の圧迫が経営環境を厳しくしている。加えて印刷需要の減少が加速、印刷産業に関わるものとしては厳しい舵取りとなっている。
社長になって20年、感覚だがこの状況はリーマンショック以上に厳しいと感じる。そんな中で何かとこのところ「みらい創造」なんて言葉を使いながら、会社の新たな姿を模索しようとブログを書いているが、もう一つ絶対に忘れてはいけないことがある。
■会社は社会の公器
これは「実戦経営哲学」で松下幸之助さんが書いている言葉だ。我々経営者には社会的使命がある。社会貢献だ、ボランティアだというけど、実はそれが最優先ではない。一番大切なことは、
➡ 社員の雇用を守る
➡ 税金をキチッと払う
ことに他ならない。企業の社会的責任というのは弊社に集っている社員とその家族、協力会社とその家族を安心して生活できることに他ならない。
社員の雇用を守るというのはどうも硬い言葉だが、マルワで働けてよかったと思ってもらえる事だ。もちろん給料もさることながら、毎日充実した気持ちで仕事ができるか環境づくりをすることも決して忘れてはならない。
売り手市場というが、一方で3年以内の離職率が4割ともいう。中小企業を含めたらおそらく半分以上になるのではないだろうか。頭数を揃えれば良い的な(誤解される表現かもしれないけど、少なくとも僕にはそう感じる)雇用は絶対にしてはいけないとあらためて強く感じている。
そしてもう一つは税金をキチッと支払い社会のお役に立つことだ。
😥 税金をよく取られる
という言い方を聞く。「取られる」というのはなんとも嫌なニュアンスだ。お支払いした税金で、
➡ 社会のインフラが整い
➡ 明日を担う子どもたちに教育の機会を作り
➡ 巡り巡ってその税金のお陰で仕事をさせてもらっている。
その当たり前のことを決して忘れてはいけない。
かつてと違う先が見えない現状。経営者として正直大きな不安を抱えている。いやっ、「怖い」が正解かも…。だから原点に戻ろうと。
🙂 ひたすらお客様に喜んでもらおう
😀 社員の安心を追求しよう
😕 正しい経営をしよう
その為に
(A)当たり前のことを (B)バカにしないで (C)ちゃんとやる
以前友人が言っていた言葉。もう一度原点に帰る時だ。
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