8.働きがいも経済成長も
「みんなが参加できる持続可能な経済成長を促進し、全ての人が職をもち、働きがいのある人間らしい仕事ができるようにする」
8は、すべての人々に生産的な完全雇用とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会を提供しつつ、強制労働や人身取引、児童労働を根絶することをねらいとしています。(国連広報センターより)
先日の新聞記事で大卒の初任給を6万円アップするという記事を目にした。この会社は地元では有名な注文住宅供給の会社。営業職を確保する意味で思い切った勝負に踏み切ったわけだ。地元の給与コンサルタントは「企業の人材確保が消耗戦になってきた」とコメントしている。
同じ経営を預かる身としても、今回の決定はかなりの勝負だと思う一方で、果たして今の若い人たちがこれになびいていくのか。就職の優先が金額になるだろうか?正直疑問でもある。
会社として多額の報酬をするにはそれなりの見返りがあって当然だ。これから益々物が売れなくなる時代に加えて少子化、こうした状況の中で高額な買い物を商材にする営業職は決して楽な仕事ではない。
働くという言葉には「傍を楽にする」という語源にある。自身の仕事が人のお役に立つことを実感できて「働きがい」が生まれるのだと思う。営業職に合う人ならともかく、働きがいという観点で見ると、少々乱暴ではないかと感じた記事だ。
今までにないものを創り出す時代に我々のような中小企業でできることは
➡ 安心して休みが取れる
➡ 産休、育休後に復帰できる
➡ 主体的に仕事をしていこうとする環境がある
こうした事が当たり前の環境がある会社づくりだと僕は確信している。それではマルワではどうだろうか。
😉 社員さんが生き生きとされていますね。
😀 楽しそうに仕事をされていますね。
という評価をいただいており、すべて他者評価だ。もちろんどこまでそうなのかはわからないけど、高額の報酬はとても真似はできないし際限がない。だからできることからやろうと決めて動いている。それには正解はないし、ひょっとして「きれいごと」かもしれない。でも
➡ やりがいがある仕事には成果も付いてくるはず
だし、
➡ 働きがいと経済成長の両立は将来必ず両立しないといけない高いハードル
だ。だからきれいごとで仕事ができるとしたらそれでいいではないか。これからはきっとそういう時代になるから。
AIやロボットが仕事をする時代に、いよいよ
ディーセントワークの環境づくり待ったなし
だ。そしてその取り組みを目指していくことが、8.働きがいも経済成長もだと思う。
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